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新平

「東京の設計者『新平』生誕150年、江戸博物館で記念展」(読売新聞)
 → http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070720ic28.htm

 関東大震災後の首都建設など、明治から昭和にかけて大規模な政策を構想した政治家・後藤新平の生誕150周年を記念した特集展「後藤新平展―近代日本をデザインした先駆者―」が24日から、東京・墨田区江戸東京博物館で開かれる。

 震災復興時の東京の道路網を検討した図面など計約170点の貴重な資料が一堂に公開され、主催の東京市政調査会は「大きな視点の発想と実現に努めた姿は、現代でも参考になる」と話している。

 後藤は1857年、現在の岩手県生まれ。内務省衛生局勤務時に行政手腕を買われ、台湾総督府民政長官や東京市長を歴任した。

 1923年の関東大震災では、内務相兼帝都復興院総裁として再生を指揮、昭和通りや永代橋、隅田公園を造るなど現在の都市基盤の基礎を築いた。壮大な構想力から「大風呂敷」ともあだ名されたが、当時の環状道路構想などはその後、実現されている。

 今年創設された「第1回後藤新平賞」を受賞した前台湾総統李登輝氏(84)は、先月の来日時に「今日の台湾は、教育の普及などに努めた後藤が築いた基礎の上にある」と述べた。

 特集展は9月9日まで。一般600円など。問い合わせは同博物館(03・3626・9974)へ。


後藤新平 日本の羅針盤となった男

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後藤新平の「仕事」 (後藤新平の全仕事)

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