藤原正彦さんの言葉
日曜日の『報道2001』より。
藤原正彦さんの言葉。
一番の確信には何があるかと言いますとね。
子供中心主義ってのがある訳なんです。要するに、子供中心の教育と。これは文科省も日教組も国民の99.9%が信じていますから。
子供を中心に教育している限りはもうこれは救われないんです。
大人を主役にしないと、大人が主人公です。
そして子供の将来を一生懸命思って教育する。
子供の、たとえば個性の尊重とかですね、子供の権利とかですね、そんなことばかり言ってる
で、結局今は子供中心の教育ってのは、どこまで行ってるかって言うと子供におもねている状態になっているんです
日本中が子供におもねている、と。子供を傷つけることを恐れる社会になりましたね。
これでは子供を鍛えることも出来ませんし、親が子供を指導するって言ったって何の効き目も無いんですね。
親と子供は友達良いって言われてるんでしょ。先生と生徒も友達が良いと。
しかもね、平等思想ってのが変なところまで行っちゃいましてね。
先生と生徒は平等だとかね、親と子とは平等だなんてことになってますよね。
学校に行ったら先生が子供より偉いってのは当たり前中の当たり前ですね。
家に帰れば親が子供より偉いなんてのは当たり前中の当たり前。
こういうことがきちんと国民が納得していない限りはみんなすばらしい事と言っても
実行はないってことです。
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