命
「今年の漢字は『命』 誕生、自殺…大切さ痛感」(産経新聞)
→ http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/061212/wdi061212001.htm
平成18年の世相を象徴する「今年の漢字」に「命」が決まり、日本漢字能力検定協会(京都市)が12日、京都市東山区の清水寺で発表した。
同協会によると、秋篠宮家の長男、悠仁(ひさひと)さまが誕生した一方、いじめによる自殺、虐待など痛ましい事件も相次いだことから「一つしかない命の重み、大切さを痛感した」のが理由だという。
2位は「悠」、3位は「生」だった。
「死ぬ時は、ただ無に帰するのみであるという、このツツマシイ人間のまことの義務に忠実でなければならぬ。私は、これを人間の義務とみるのである。生きているだけが、人間で、あとは、ただ白骨、否、無である。そして、ただ、生きることのみを知ることによって、正義、真実が、生れる。生と死を論ずる宗教だの哲学などに、正義も、真理もありはせぬ。あれは、オモチャだ。」
─― 坂口安吾(『不良少年とキリスト』)