絵本
『産経抄』(6/22)
→ http://www.sankei.co.jp/news/060622/morning/column.htm
『わが子と読みたい』が手元に送られてきた。同僚の桑原聡記者が、3歳から5歳半の間に長男に読んでやった数百冊の中から厳選して紹介している。絵本は柔らかな発想を育て、想像力を豊かにする。
▼その中の一編に「とべバッタ」というお話がある。隠れすんでいたバッタがある日、危険を承知で大岩の上で昼寝した。そこにヘビやカマキリが襲いかかる。バッタは死にものぐるいでジャンプすると、ヘビは岩に激突し、カマキリはバラバラになる。彼は力尽きて落下する。▼下では、カエルとサカナが口を開けて待っていた。すると、バッタは背中に羽のあることに気づいて飛んだ。これを読んだ桑原パパとその息子は歓声を上げたという。「つまらない人生を変えたいのなら、自由になりたいのなら、思い切って一歩を踏み出してみることさ」。
▼絵本が楽しさの中に深い哲学性をもっていることに気づかされた。今時の犯罪者たちは、父母のぬくもりを感じながら過ごす日々があったのだろうか。秋田県藤里町の米山豪憲君(7)殺害事件で、逮捕された畠山鈴香容疑者には何かが欠けていた。幼いころの原体験が無関係とは思えない。
絵本といえば、ぼくはやっぱり『ぐりとぐら』。
ご多分に漏れず、黄色い大きなカステラに憧れました。 (作り方載ってます→ 『ぼくらのなまえはぐりとぐら―絵本「ぐりとぐら」のすべて。』)
『星の王子さま』や『たのしいムーミン一家』を読むとと哲学的であることがよくわかる。
雑誌やHowto本を読むくらいなら絵本がより多くのことを教えてくれます。
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