言葉の匂い
《言葉》には匂いがある。温度がある。その組合せで、また新しくゆかしい匂いが生まれる。喋る言葉もそうだし、書く言葉だってそうだ。日本語の良さは、一つそこにある。だから、もっと大切にしたいし、愛したい。私が言いたかったのは、たぶんそれだけである。
山本夏彦や向田邦子らと共に、言葉の匂い、昭和の残り香を守り続けた人。
今ではもう、みんな居なくなってしまった。
「日本男児の美学貫いた…久世光彦さん告別式で最後の別れ」(SANSPO.COM)
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「名演出家、久世光彦さん死去…芸能界に大きな衝撃」(SANSPO.COM)
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だいたい、私たちが死んだ人についていろいろに拘(こだわ)るほどに、死んだ人というものは、私たちについてたいした思いを持っていないものだ。ただ微笑(わら)っているだけなのだ。