「ムーミンとニーチェ」
「ムーミンが会場盛り上げる フィンランドデーの式典 愛知万博 【写真】」(北海道新聞)
→ http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050512&j=0025&k=200505120947
愛知万博(愛・地球博)会場で12日、フィンランドのナショナルデーを祝う式典と催しがあり、同国生まれの童話「ムーミン」のキャラクターが観客と触れ合った。
同国のマッティ・バンハネン首相も訪れ、式典で「(日本とフィンランドの)両国は遠く離れているが、高齢化社会の進行といった共通の課題を抱えており、今後も協力を深めていきたい」とあいさつした。
「『ムーミン』の世界を再現した公園があった」(Excite エキサイトニュース)
→ http://excite.co.jp/News/bit/00091114158984.html
聞くところによれば埼玉県飯能市に「ムーミン」をテーマにした公園があり、そこにはトーベ・ヤンソンの描いたムーミンの世界が再現されているらしい。距離は少し遠いが、なんといっても気持ちの良い季節だし、出かけてみようではないか。
西武池袋線「元加治」駅から徒歩20分、途中道に迷って不安を覚えながらもなんとか辿り着いたのが目的地の「あけぼの子どもの森公園」。公園入り口のゆるやかな坂を上って行くと妙な形をした建物が見えてくる。出た!ムーミン住んでそう!
『ムーミン公式サイト』 http://www.moomin.co.jp/
『フィンランド政府観光局』 http://www.moimoifinland.com/
長く読まれ続ける童話にはそれなりの理由があるもので、このムーミンの物語もなかなか哲学的なのである。
例えば、友達について。
ふたりは、たがいにさりげなく敬意をはらいあい、そのくせふたりとも、自分の世界をしっかりと保っていました。相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、一つの方法ではないでしょうか。(『ムーミンパパ海へいく (講談社文庫 や 16-7)』)
ニーチェに通ずるのである。。。
曰く、、、
「友とは、推察と沈黙の術にすぐれた者であらねばならない。」
「私達は、好敵手からは手加減されたくない。また自分が心底から愛している人達からも、そのように扱われたくない。」
で、お気に入り。
「おだやかな人生なんて、あるわけがないですよ」
スナフキンが、ワクワクしながらいいました。
- 作者: トーベ・ヤンソン,ユッカ・パルッキネン,Tove Jansson,渡部翠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/09/18
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