NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

「内村鑑三」

 「この世とは何か。それは世界的な敵意と紛争との舞台だ。無信仰対キリスト教、ローマ・カトリック主義対プロテスタント主義、ユニテリアン主義対正統信仰主義 (オーソドキシー)、――人類とは、その一部分が他の一部分に対して、また一部分中の一細部が、同じ部分の他の細部に対して、天幕を張るものだ。――そして互いに他人の誤りと失策とによって利益を得ようと試みている。ただに個人が信頼できないのみでなく、人類全体が、まむしの裔であり、人間憎悪者であり、カインの子孫である。ああわが霊魂よ、すべての主義(イズム)から離れよ。メソジスト主義、組合主義、その他のいかなる仰々しい主義からも離れよ。真理を求めよ。汝なんじら男らしくふるまえよ。人にたよるなかれ。なんじの頭上を仰ぎ見よ。」(『余は如何にして基督信徒となりし乎』)


今日は、“無教会主義”、札幌にも縁が深い内村鑑三の命日です。(昭和5年3月28日)


Wikipedia - 内村鑑三
Wikipedia - 無教会主義
『日本の墓 - 内村鑑三』 http://www.hakaishi.jp/tomb/03-9.html



「生きた信仰が固定化するときに教会に化します。教会は信仰の化石です。信者が最も恐れなければならないことは自分の信仰が教会化することです。」

―― 内村鑑三