NAKAMOTO PERSONAL

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「朝日vs産経」2

昨日の朝日新聞『社説』に対する産経新聞の『主張』。


「【主張】竹島の日 『凛とした』外交と言論を」(産経新聞)
 → http://www.sankei.co.jp/news/050312/morning/editoria.htm

 日本固有の領土である島根県竹島の領有権を確認するための「竹島の日」条例案が県議会総務委員会で可決された。十六日の本会議で成立する見通しだが、これにブレーキをかけようとする動きが日本の一部マスコミや政府内に見られるのは残念である。

 朝日新聞は十一日付社説「草の根交流を損なうな」で、「条例を作りたいという島根県側の事情も分からぬではない」としながら、「竹島を韓国の人々は独島と呼ぶ」「竹島は『日本による侵略の最初の犠牲地』であり、戦後の民族自立の象徴となっている」などと韓国側の主張を詳しく説明し、対立を「ことさらあおり立てて、どれだけの得になるのか」としている。

 どこの国の新聞か分からない主張だ。朝日はさらに「日韓関係はここ数年、飛躍的に深まった」「竹島でそれを損なってはいけない」とし、「韓国の自治体との間で草の根の友好を広げていくことがいかに大事か」を島根県議会に考えてもらいたいと書く。

 朝日が言いたいのは、日韓友好のために竹島領有権の主張を控えよという趣旨のようだ。友好は大事だが、国家主権にかかわる領有権は、それよりはるかに大事な問題である。草の根交流のために、国の主権が損なわれるようなことがあってはならない。