「新選組!」
今日は『新選組!』。
→ http://www3.nhk.or.jp/taiga/
脚本に関しては色々と言いたい事はあるけれど、この大河ドラマのお陰で「薩長・新政府=改革派=官軍=善」、「幕府=旧体制=賊軍=悪」という善悪二元論的な呪縛から開放されつつあると思う。
歴史には善も悪もなく、それぞれがそれぞれの立場で一生懸命に生きていたのだ。
井上源三郎の最後を目撃したという甥の井上泰助の言葉。
「おじさんは普段は無口でおとなしい人だったが、一度こうと思いつめるとテコでも動かなかった。鳥羽伏見戦争のとき、大坂へ引揚げの命令が来たが、聞き入れずに戦い続けた。そして弾丸に当たって即死してしまった。おじさんの首と刀を持って大坂へ向かったが、人間の頭があれほど重いものとは思わなかった。ともすれば他の隊士たちより遅れがちになり、『そんなものを持っていると皆に遅れて敵につかまってしまうぞ。残念だろうが捨てろ』といわれ、やむなく或る寺の門前の田んぼを掘って首と刀を埋め、船で大坂へ引き上げた』」(谷春雄『新選組隊士列伝』)
『追想 谷春雄さん』 http://www.sankei.co.jp/edit/bunka/2004/july/kiji/01tani.html
『第45回「源さん、死す」』 http://www.nhk.or.jp/taiga/story/story45.html
『源さんへのオマージュ』 http://www3.nhk.or.jp/taiga/topic/gensan/f_gensan.html
『井上源三郎資料館』 http://www.suzutoo.co.jp/hino_gyouji_sinnsenngumi_db.html
- 作者: 永倉新八
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 1998/10
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