NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

「自衛隊発足五十周年」

何かと批判の対象となる自衛隊ですが、今月で発足50周年になります。


「産経抄」(7月2日)
 → http://www.sankei.co.jp/news/040702/morning/column.htm

「国を守るための激しい日夜の訓練では千七百四十七人が殉職していた。平成十一年秋、埼玉県入間川上空でジェット練習機が墜落。二人のパイロットは住宅地を避けるため必死で河川敷まで操縦したが、時すでに遅く脱出不能で死んだ。忘れられないその二人もこの数字に入っている。」

「いま国民の信頼は、災害出動からカンボジア東ティモールの国際貢献まで。来日したイラクの宗教者は『自衛隊の撤退じゃなく、増派を頼む』と要請して帰国した。ここに至るまでの隊員の歯を食いしばった奮闘と、それを支えた家族の苦労を心の底からねぎらいたい。」

「ぼくは、防衛大学生をぼくらの世代の若い日本人の一つの弱み、一つの恥辱だと思っている。そして、ぼくは、防衛大学校の志願者をすっかりなくなる方向へ働きかけたいと考えている。」(大江健三郎 『女優と防衛大学生』)


安吾は言います。

「もとより死にたくないのは人の本能で、自殺ですら多くは生きるためのあがきの変形であり、死にたい兵隊のあろう筈はないけれども、若者の胸に殉国の情熱というものが存在し、死にたくない本能と格闘しつつ、至情に散った尊厳を敬い愛す心を忘れてはならないだろう。」(坂口安吾 『特攻隊に捧ぐ』(『堕落論』収録)


「日本の役割高く評価=ヨルダン国王」(Yahoo!ニュース - 時事通信)
 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040609-00000095-jij-pol

『防衛庁・自衛隊』 http://www.jda.go.jp/