NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

「交配車」

「車の『交配』で究極のF1カーを作るプロジェクト」(HotWired Japan
 → http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040621301.html

 「最も優秀で運転しやすい部類に属する車を使い、いくつものコースでシミュレーションを行なった結果、遺伝的アルゴリズムによって車を調整すれば、ラップタイムを100分の88秒縮められる可能性があることが分かった。100分の1秒が勝負を左右するF1の世界では、実に大きな向上だ。

 この後、最も進化した車を1台選び、レースに参加させた。競争相手は、コンピューターが作った初期設定の車、レース専門家が調整した2台の車、研究グループのメンバー、クシシュトフ・ウロッチ氏が設計した1台だ。コースには、イギリスのシルバーストン・サーキットが選ばれた。

 このレースの結果、交配によって最も進化を遂げた車がラップタイム1分20秒349で優勝した。2位に入ったのはレース専門家の車で、1位から0.879秒遅れだった。3位は1.09秒遅れでウロッチ氏の車、最下位は2.42秒遅れで初期設定の車だ。現実世界のシルバーストン・サーキットでは、昨年の最速ラップは1分21秒209だった。」

ただ、ドライバーやメカニックなど人間の感情や心理状態が大きく左右するような不確定要素の大きい実際のレースでどこまで通用するかは疑問が残りますが。


遺伝的アルゴリズム』(Soft Computing lab.) http://kyu.pobox.ne.jp/softcomputing/ga/
遺伝的アルゴリズム』(村上・泉田研究室) http://ipr20.cs.ehime-u.ac.jp/column/ga/