うるわしき6月の夜
「途中、むだ足をくってはだめだよ。おそれずに進むんだ。うるわしき6月の夜だ。けっして、危険はないんだからね。」
── スナフキン(『ムーミン谷の夏まつり』)
- 作者: トーベ・ヤンソン,下村隆一
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- 発売日: 2011/05/13
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学生たちには現場を、
「【直球&曲球】野口健 学生たちには現場を体験してほしい」(産経新聞)
→ http://www.sankei.com/column/news/170601/clm1706010004-n1.html
富士山やエベレストでの清掃活動、戦没者の遺骨収集、被災地での支援活動、それ以外にもさまざまな活動を行っている。活動範囲があまりに広がり、最近自分が「何屋さんなのか」分からない。10年前から事細かく綿密に計画し一つ一つ形にしてきたわけではない。一つの活動の中から次へと繋(つな)がっていくのだ。
どの活動にも共通するのは一旦(いったん)始まれば、トコトン続くということ。例えば富士山の清掃はゴミを拾うだけでは根本的な解決にはならない。現場で感じるのは富士山を守っていく「仕組み」の必要性だ。入山規制なのか、入山料の徴収なのか。行政や政治家に働きかけることも多い。
全国さまざまな団体から「一緒にゴミを拾いませんか」とラブコールが来る。ゴミを拾うのが僕の趣味ってわけでもないが、ゴミ拾いから見えてくる社会がある。「ひろえば街が好きになる運動」というキャンペーンで10年ほどかけてほぼ全都道府県の街で清掃活動に参加したが、キレイな商店街は地元の方々がさまざまな取り組みを行っている。かつてゴミが多かった場所にお花を植えたり、定期的に清掃活動を行ったり。
逆にゴミだらけで、路地裏に注射器が落ちているようなすさんだ商店街もある。キレイな街は空間の気がすがすがしい。荒れた街の気はどんよりと枯れている。人々の表情もその「枯れた気」にのみ込まれてしまったか、やはりドヨーンとしている。
そういう地域は治安も悪い。人々がすさんでいるからゴミが増えるのか、ゴミに汚された環境の中で生活しているうちに人の心がすさんでいくのか。
4年前から母校の亜細亜大学で客員教授を務めている。毎年、学生たちと富士山の清掃活動を続けている。ゴミを拾うだけではなく、どうすれば富士山を守っていけるのか、学生と数カ月間かけ、案を出し合いながらリポートを作成。最終的には政策提言として山梨県や関係市町村に提出している。
学生たちには現場を体験してほしい。その上で社会に対し何ができるのかアクションを起こしてほしいと思う。
勝ツテ兜ノ緒ヲ締メヨ
神明はただ平素の鍛錬に力(つと)め戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者よりただちにこれをうばう。
古人曰く、勝って兜の緒をしめよ、と。
昭和9年(1934年)5月30日 東郷平八郎 没
起草は”知謀湧くが如し”といわれた参謀、秋山真之。
当時のアメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトはこの訓示に感銘を受け、その英訳文を自軍の将兵に配布している。
日常の鍛練に努める者は戦わずにして勝者である。目の前の一勝に満足し浮かれる者は敗者となる。
古人に曰く、「勝って兜の緒を締めよ」と。
『東郷平八郎 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%83%B7%E5%B9%B3%E5%85%AB%E9%83%8E
『聯合艦隊解散之辞 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%AF%E5%90%88%E8%89%A6%E9%9A%8A%E8%A7%A3%E6%95%A3%E4%B9%8B%E8%BE%9E
『聯合艦隊解散之辞 - Wikisource』 http://ja.wikisource.org/wiki/%E8%81%AF%E5%90%88%E8%89%A6%E9%9A%8A%E8%A7%A3%E6%95%A3%E4%B9%8B%E8%BE%9E
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みだれ髪
やは肌の あつき血汐にふれも見で さびしからずや 道を説く君
昭和17年5月29日 与謝野晶子 没
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「危険なカルト集団」の見極め方
「『危険なカルト集団』の見極め方」(ライフハッカー)
→ https://www.lifehacker.jp/2017/05/170527_identify_dangerous_cults.html
何食わぬ顔で、新入社員が「インディーズのロックバンドでベース弾きません?」と誘ってきたとします。もしくは友だちの友だちが「無料のヴィーガン(完全菜食)のブランチを食べない?」と言ってきたり、義母が「人生を変えるような在宅ビジネスのチャンスがあるの」と言ってきたりするかもしれません。そんな、わけの分からないオファーを受けると、終いには死んだ魚みたいな目をして、燃え盛る五芒星の回りを、血の償いをするために踊ることになりかねません。そんな人生は誰も望んでいないと思います。
カルトというと、テキサス州で建物に籠城した末に炎上したブランチ・ダビディアンや、ジョーンズタウンで集団自殺をした人民寺院のような、おかしな宗教の一派や終末論的なシナリオを思い描くのではないでしょうか。しかし、宗教や奇怪なものばかりではありません。言葉の定義を知りたいのであれば、同じような考えの集団はカルトとみなされる可能性があります。
カルト専門家のPaul Morantzはこのように説明します。「民主党も共和党もカルトです。私は、全員が同じ色の服を着て、毎週日曜に儀式のために集まるカルトにいます。それは南カリフォルニア大学同窓会といいます」。
Morantzは、無害な読書クラブと終末論的な死のカルトの違いがわかる専門家です。ESTやSynanonや人民寺院のような過激派グループと、1970年代から法廷で争ってきました。カルトというのは魅惑的ですが、彼らの目的がわかれば、危険なものを見極めて遠ざけることができます。
Morantzは「ある人が、聖書研究グループを装っている危険なカルト集団に行ったら、その人はそこでどのようにすれば洗脳できるかを、その集団に教えてもらいました。その人は大丈夫だと思います。」と言っていました。
代表者を見る
カルトは強力な指導者を中心に形成されるので、代表者の動機や性格をしっかりと観察してください。Morantzや他のカルト専門家によると、支配欲の強いカルトの指導者は、ほとんど同じような性質を持っています。
- 自己愛性人格
危険なカルトの指導者は大抵、自分の世界に対する壮大な観念を持っています。
- 他人の心を読む
「チャールズ・マンソンのような男は、パーティーなどで自分が操れそうな人間を見分ける能力がありました。単にそういう性質を持っていたようです。カルトの指導者は、人の弱みを見抜き、そこに付け込む能力があります」とMorantzは言っています。
- 特別な力があると主張する
グループの指導者が、自分は他の人よりも賢く、純粋で、聖人のような人間だと言っていたら、そこに入るのは考え直した方がいいです。
- 怒りで引きつける
危険なカルトの指導者は、極端に愛情深く、魅力的で、優しい反面、何の前触れもなく怒ったり、罵倒したりすることがあります。このような気まぐれな表現によって、相手のバランスを崩し続けます。
洗脳の兆候を探す
人心掌握の細かい方法はカルトによって違いますが、大まかなところはほとんど変わりません。大学に入って、新しい友だちが正義感を振りかざしながら次のようなテクニックを使っていたら、こっそり寮を抜け出して、家族に電話しましょう。
- 孤立
家族や友だちから離し、情緒面で誰かを必要とする時は強制的にカルトの人間だけを頼らせます。これは多くのカルトが共同生活を基本としている理由です。(カルトの人たちがつまらない理由でもあります)
- 同調圧力(仲間圧力)
行動における社会規範の力を見くびってはいけません。今、きちんとパンツを履いていることも、周囲にそうすることを期待されているからに他なりません。しかし、意識的に同調圧力に操られると、貯金をすべてあげてしまったり、知らない人と結婚したり、ひどいロック・オペラを聞いたりします。
- 告白
悪名高い危険なカルトは、過去に犯した罪を公に告白させ、その告白を利用することもあります。そのようなカルト集団の中には、メンバーの過去を脅迫するために念入りな資料を保管していることもあります。
- コントロール
カルトは、食べる時間、誰と一緒に寝るか、毎日いつ何をするかを指示することもよくあります。指示に従うよう説得し、馬鹿げたことをやっていると疑問に思う余地を与えません。
- 睡眠を奪う
睡眠や休息不足にさせるだけで、驚くほど効果的に思考をコントロールできます。薬物リハビリテーション・カルトSynanonの指導者チャールズ・デデリックは「人を長時間眠らせないでいると、どんなことでも信じさせられる」と説明しています。
- 言語統制
多くのカルト集団は、孤立させるために一般的な言葉を特別な用語に置き換えたり、複雑で抽象的なものを説明する新しい言葉をつくります。そうすることで、外部の人間に説明するのに疲れ、会話がつまらなくなります。
- 追放すると脅迫
全体主義的な集団は、メンバーを留めさせるために追放すると脅迫することがあります。一度、外部の世界は悪魔のような恐ろしいものだと信じ込ませることができたら、ここから出すぞと脅せば、規律を守らせるのは簡単です。
質問をする(カルトは嫌がります)
危険なカルト集団の一番わかりやすい特徴は、おそらく疑われることで明らかになります。ほとんどの危険なカルト集団は、メンバーにカルト集団やその集団の信条について質問をさせません。したがって、危険なカルトをあぶり出す一番簡単な方法は、厳しい質問をして、それにどのように答えるかを書き留めることかもしれません。自問自答してみるだけでもいいです。
Morantzは、60年代当時のことをこのように語っています。
60年代のことを振り返ると、LSDをやれという仲間の同調圧力にかなりさらされていました。それで、私はティモシー・リアリー(※)の元に行き、LSDとはどういうものなのかという科学的な説明を求めたかったのですが…大量のスローガンに、みんなで拍手喝采していました。
私は手を挙げて「プロパガンダはやめて、ただLSDとは何なのか、どういう影響があるのかを教えてもらえますか?」と言いたかったのですが、そんなことをしたら暴徒が私に襲いかかってくるのがわかっていました。それで、私は、最も危険な生きている人間を見たと思い、そっとその場を離れました。
Morantzが残した最後の言葉をご紹介しましょう。その集団が危険なカルトかどうかを判断する、彼の個人的な確認方法です。「ハリウッドスターが何人いるかを数え、5人以上いたら即刻抜けなさい」。
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朝日よ、
「【産経抄】統幕長の感想に『軽率』 朝日よ、何でもかんでも安倍政権批判に結びつけたくて仕方がないのか」(産経新聞)
→ http://www.sankei.com/column/news/170527/clm1705270003-n1.html
ちゃんちゃらおかしい。自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長が23日、安倍晋三首相の憲法9条に自衛隊を明記する提案について、「ありがたい」と述べたことが法に触れるとして、野党や一部メディアが騒いでいる件である。河野氏は、「一自衛官として申し上げるなら」とわざわざ断ってから個人的な感想を語ったにすぎない。
「憲法という非常に高度な政治的問題なので、統幕長として申し上げるのは適当ではない」。河野氏はこうも前置きしていた。自衛隊法が、政治的行為を制限していることを踏まえた穏当な表明を心掛けたのだろう。
当然、菅義偉官房長官は24日の記者会見で「個人の見解で、全く問題ない」との認識を示した。にもかかわらず、25日付の朝日新聞社説は「軽率すぎる」「軽はずみ」などと批判し、こう強調した。「河野氏は頻繁に(安倍晋三)首相と会い、軍事的な助言をする立場だ」。
さらに26日付紙面では「統幕長発言 野党が批判」との見出しで大きく取り上げ、軍事ジャーナリストの「『安倍一強』体制だから不問にふされたと言える」とのコメントを掲載した。親が憎けりゃ子も憎いというが、何でもかんでも安倍政権批判に結びつけたくて仕方がないのか。
25日の衆院憲法審査会では、自民党の中谷元・前防衛相が「自衛官も国民で、言論の自由はある」と訴えた。一方、共産党の大平喜信氏は、公務員らの憲法尊重擁護の義務を定めた憲法99条違反だと主張した。
そもそも自衛隊を違憲と位置づける共産党が、自衛官の発言を憲法違反と言っても何を今さらであり、さておく。言葉狩り好きの朝日は、表現の自由を本当のところどの程度大切だと考えているのか。ずっと抱えてきた疑問が晴れない。
「(社説)河野統幕長 軽率すぎる改憲発言」(朝日新聞)
→ http://www.asahi.com/articles/DA3S12954447.html?ref=editorial_backnumber
翁に曰く、
朝日新聞はながく共産主義国の第五列に似た存在だった。第五列というのは国内にありながら敵勢力の味方をするものである。それなら朝日新聞はわが国の社会主義化を望むかというとそんなことは全くない。資本主義の権化である。朝日は昭和天皇を常に天皇と呼び捨てにしていたのに、逝去の日が近づくと陛下と書きだした。ついには崩御と書いた。最大級の敬語である。読売が崩御と書いてひとり朝日が書かないと読者を失うかと恐れたいきさつはいつぞや書いた。
朝日の売物は昔から良心(的)と正義である。こんなことでだまされてはいけないとむかし私は「豆朝日新聞」の創刊を思いたった。
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