NAKAMOTO PERSONAL

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失敗を成功に変える8つのコツ

「賢い人が実践する失敗を成功に変える8つのコツ」(ライフハッカー
 → http://www.lifehacker.jp/2016/06/160630failure_for_advantage.html

成功の一番の障害は失敗を恐れることです。失敗を恐れるのは失敗すること自体より良くありません。せっかく持っている可能性を生かせない人生になるからです。
失敗をうまく生かすにはそれをどう受け止めるかに尽きます。『Journal of Experimental Social Psychology』誌に最近発表された研究では、「失敗に直面しても成功につなげていくには、失敗しないようにするよりも(何を成し遂げようとしたかという)結果に注目すると良い」ことがわかっています。何かに挑戦するとき失敗しないようにしていると、楽観的に目標だけを見つめて頑張る人よりはるかに失敗することが多くなります。

 成功とはどんなに失敗を繰り返して倒けつ転びつ(こけつまろびつ)しながらも情熱を失わずにいることだ。

── ウィンストン・チャーチル

これは簡単で直観的な感じがしますが、失敗で手ひどい目に合ったときは、なかなか実行するのは大変です。さらに、先の述べた研究では、「人はポジティブなフィードバックをもらうと、目標に集中しているときと同じ楽観性を得られるので、成功する可能性が高まる」ことがわかっています。

歴史を作る人々は真のイノベーターであり、一歩進んだ物事の受け止め方をして、失敗も成功への単なる踏み石としてとらえています。発明王トーマス・エジソンがその良い例です。彼は実用可能な電球を開発するために1000回も試行を重ねました。1000回も失敗するとどんな気分になるかと聞かれたエジソンは、「私は1000回失敗したのではない。電球を発明するのに1000のステップが必要だっただけだ。」と答えました。
これこそ成功と失敗をわけて考える姿勢です。それができたのはトーマス・エジソンだけではありません。作家のJ. K. ローリングは『ハリー・ポッター』の原稿が日の目を見るまでに12の出版社から拒否されました。さらに、遂に出版社に受け入れてもらったとき彼女が受け取ったのはささやかな前金のみでした。今や人気司会者のオプラ・ウィンフリーが『バルチモア・ニュース』のアンカーマンの仕事を失ったのは、自身の体験談に感情的にのめり込みすぎたからでしたが、そんな気質が彼女のトレードマークとなりました。自動車王のヘンリー・フォードは自動車の実用可能なプロトタイプを作るまでに2回も資金支援者を失いました。このような例は枚挙のいとまがありません。

 自分にはそれができると思えばできるし、できないと思えばできないものだ。

── ヘンリー・フォード

それでは、失敗により挫折してしまう人と失敗を有利に生かす人とはどこが違うのでしょうか? それは結局のところ、「何をするか」「どう考えるか」ということに尽きます。
失敗したときに取る行動によって「失敗を取り戻す能力」が決まり、他人からどのような人間として見られるか、犯してしまった間違いをどう見られるかにも大いに影響を与えます。そこで今回は「失敗を将来の成功の糧にするためにできる8つの行動をご紹介します。それらをすることで、たとえ失敗しても周囲からポジティブな目で見てもらえるでしょう。


1. 自分から失敗を打ち明ける

間違いを犯してしまったとき、「誰も気づきませんように」と祈ってはいけません。そのうち気づく人が必ずでてきます。他人から失敗を指摘されると、1つの失敗が2つになってしまいます。あなたが黙っていると、どうして何も言わないのだろうと周囲は不思議に思い、きっと臆病なせいか無知なせいだろうと思われてしまいます。


2. 説明はしても言い訳しない

自分の失敗の責任を取るとイメージが良くなります。自信があり説明責任が取れて誠実な人間だということが示せます。必ず事実のみを話すようにしましょう。「締め切りを守らなかったのでアカウントがなくなりました」は理由を説明していることになりますが、「今週はずっと犬の具合が悪かったので締め切りが守れませんでした」は言い訳です。


3. 事態の打開策を練る

ミスの責任を取るのは大切ですが、それで終わってはいけません。次に何をするかが大切です。茫然と立ち尽くして誰かが片づけてくれるのを待つ代のではなくて、解決策を提案してください。上司に(あるいは誰でも適当な人に)軌道修正するためにあなたが既に踏み出した具体的なステップを話せるとさらに良いでしょう。


4. 予防策を練る

解決策を練ると同時に、将来同じミスを繰り返さないための計画も立てるべきです。それが、失敗が良いことに転じると周囲を安心させるにはベストな方法です。


5. 臆病にならない

大切なのは、失敗したせいで臆病にならないようにすることです。でないと、失敗するたびに内にこもり、自分を不利な立場に置いてしまうマインドセットになってしまいます。たっぷり時間をかけて失敗から得た教訓を吸収しましょう。そしてそれが済んだらすぐに、また元のところに戻ってもう一度挑戦しましょう。何も行動せずに待っていても、嫌な気分が長引いたり、怖気づく可能性が増すだけです。
失敗に向き合うときの姿勢はそのとき取る行動と同じぐらい大切です。失敗を有効活用するには、打たれ強さと精神的強さが必要で、どちらも心の知能指数(EQ)が高い人の特徴です。


6. 失敗に対処するときにもっとも重要なのは失敗のとらえ方

失敗から立ち直ることに長けている人は、失敗に至るまでの一連の良くない行動や具体的な見落としが悪かったと考えることが多く、自分の人格を責めることはありません。失敗への対処が下手な人は、自身の怠慢、知性の欠如、その他の性格的欠点のせいにするきらいがあります。それでは失敗してしまった状況は手の付けようがないということになります。そのせいで、ますますこの先リスクを取ることを避けようとすることになります。


7. 楽観性は失敗から立ち直る人の特性

イギリスのある研究で、何度も起業している576人の起業家を調べたところ、最初の失敗で起業をあきらめた起業家に比べると「成功を期待する度合いがはるかに高い」ことがわかりました。楽観性があると、失敗してもそれが永久に続く状態としてとらえず、1つ1つの失敗は究極の成功を築くレンガとして見る傾向があります。どの失敗からも学べることがあるからです。


8.粘り強さ

楽観性はポジティブな気持ちであり、粘り強さはポジティブな気持ちで物事を進めることです。楽観性は行動に現れます。みんなが「もうたくさんだ」と言って諦めて家に帰るときに、粘り強い人は失敗を振り払い頑張り続けます。粘り強い人は楽観性が決して絶えることがないので特別なのです。そのせいで、失敗からの立ち直りがうまくなります。


まとめ

失敗はあなた自身の考え方の産物です。大打撃だと思う人もいれば、ちょっとした挫折でしかないととらえる人もいます。ありがたいことに、失敗をどう見るかは自分で変えることができるので、私たちは失敗をより良い人生の糧にすることができるのです。

8 Ways Smart People Use Failure to Their Advantage | Inc.