NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

目の見えない4人が語る『美しさの定義』

「【動画】目の見えない4人が語る『美しさの定義』その答えに、思わず胸が熱くなった・・・」(TABILABO)
 → http://tabi-labo.com/138029/yourbeautiful/


美しさを感じることに、目が見えるかどうかは関係ない。

この動画では、4人の目の見えない人々に、ある質問を投げかけてみた。

「あなたにとって、美しいとはどういうことですか?」

この問いに対する答えは、どれもまっすぐに私たちの心に響いてくるものだった。彼らは私たちにとって大切なことを教えてくれる。

僕にとって、美しいとは、「穏やか」なこと。そして「平和」なことさ。

それは、シンプルなことなんだ。
例えば、朝、目を開けて、窓の外でさえずる鳥たちの声を聞くんだ。なんだか……「生きている」って感じだよね。

私にとって美しいとは、人柄や、個性。自分をどうしているかということ。つまり……「その人自身」ね。

私には3人の子供がいるの。12歳と9歳と3歳になったばかりの娘。みんな美しい。
姿は見えないけれど、みんなの「内側」が美しいわ。子供たちは私自身、そう、私なのよ。

美しいとは、「感じる」ことだと思う。
うーん、それは例えば焼きたてのクッキーの匂いとか、肌をなでるあったかい風や、庭を歩くとき足に触れる芝生だったり。

目が見えないことは、神様からの贈り物。

国籍や背の高さ、体が大きいか小さいかなんて関係ない。その人が、自分自身に「素直であること」が、美しいことだと思う。

海岸に行って、浜辺に座るの。その瞬間を美しいというの……。

そうして、海がどんな姿をしているか、空がどんな風に広がっているかを想像する。私にとって「美しい」ってそういう事よ。

生きる事は、毎日すべて「感じる」ことね。

彼らは色を知らない。モノの形や人の表情も、全てが想像かもしれない。

だが、彼らは生きる事をだれよりも実感しているのだろう。それは私たちが、普段目が見えるゆえに感じられていないことなのかもしれない。

あなたは「美しい」をどのように感じているだろうか?


小さな王子にも曰く、

「かんじんなことは、目に見えない」と王子さまは、忘れないようにくりかえしました。

── サン=テグジュペリ(『星の王子さま』)

星の王子さま―オリジナル版

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