一日一言「強いばかりが男ではない」
三月十六日 強いばかりが男ではない
人の言動が荒々しいのを男らしいと思うのは野蛮人の思うことで、心の中に強い意志を持って、外にやさしいのが君子である。根が強い草は花も美しく実も多いが、いたずらに強いことだけを望んで人の気持ちを顧みない者は、自分の暴力に負ける者であり、強いばかりが男ではないのだ。
人のたゞ負けじと思ふ心こそ
やがて我が身のあだとなるなれ人にまけ己に勝って我を立てず
義理を立つる男達(をとこだて)なり
そして、F1開幕!
「【F1 2014 速報】開幕戦オーストラリアGP、メルセデス&ロズベルグが独走V」(web CG)
→ http://www.webcg.net/articles/-/30468
F1世界選手権の開幕戦オーストラリアGP決勝が、2014年3月16日、メルボルンにあるアルバートパーク・サーキット(5.303 km)を57周して行われた。1988年を最後に禁止されていたターボエンジンが復活するなどレギュレーションが大きく変更され、グリッドに並ぶマシンやドライバーの勢力図がリセットされた2014年シーズン。不確定要素満載の1年は、チャンピオン最有力チームと目されるメルセデスのニコ・ロズベルグの独走で幕を開けた。3番グリッドから好スタートを決め首位を奪うと、セーフティーカーランを挟んでもその速さを失うことなく、後続に25秒近い差をつけ自身通算4勝目を飾った。2位にはレッドブル・ルノーの1台が入ったが、昨季4連覇を達成した王者セバスチャン・ベッテルではなく、今年移籍してきたばかりのオーストラリア人、ダニエル・リカルドの方。予選2位から母国ファンの前で力走し、自身初の表彰台に上った。3位はマクラーレン・メルセデスのルーキー、ケビン・マグヌッセン。デビュー戦で新人らしからぬ落ち着いた走りを披露し、レース終盤には2位リカルドの背後にまで迫った。ベテランのジェンソン・バトンが10番グリッドから4位でゴール。最悪の昨シーズンから一転、マクラーレンは初戦で3-4位と今後に期待の持てる結果を残した。
今年こそタイトル獲得をと意気込むフェラーリのフェルナンド・アロンソは、予選と同順位の5位。メルセデスやマクラーレンからは一歩出遅れた感のあるスクーデリアは、古巣に戻ったキミ・ライコネンが8位でフィニッシュし、ダブル入賞は果たせた。冬のテストから好調だったウィリアムズ・メルセデスは、バルテリ・ボッタスが15番グリッドからオーバーテイクを繰り返し、6位でチェッカードフラッグ。フォースインディア・メルセデスのニコ・ヒュルケンベルグが7番グリッドから7位完走、トロロッソ・ルノーのジャン=エリック・ベルニュは6番手スタートから9位でレースを終えた。そしてトロロッソのルーキー、ダニール・クビアトが10位入賞を果たし、ベッテルの持つ最年少入賞記録を塗り替えた。以下、11位セルジオ・ペレス(フォースインディア・メルセデス)、12位エイドリアン・スーティル(フォースインディア)、13位エステバン・グティエレス(ザウバー・フェラーリ)、14位マックス・チルトン(マルシャ・フェラーリ)が完走した。チャンピオンナンバーをつけるベッテルは予選Q2敗退、レースでもマシン不調で早々に戦列を去った。またポールシッターのルイス・ハミルトンもトラブルでマシンを降りた。
今季ケータハム・ルノーからF1に復帰した小林可夢偉はスタート直後にクラッシュしリタイアに終わった。
【情報更新】
レース後、2位でゴールしたリカルドのマシンにレギュレーション違反が発覚。今年から採用された「燃料流入量100kg/h規制」に抵触したことでレース失格が言い渡された。これにより順位は、3位マグヌッセン以下が繰り上がることとなった。
2014 F1第1戦オーストラリアGP決勝結果
1 N.ロズベルグ (メルセデス)
2 K.マグヌッセン (マクラーレン)
3 J.バトン (マクラーレン)
4 F.アロンソ (フェラーリ)
5 V.ボッタス (ウイリアムズ)
6 N.ヒュルケンベルグ (Fインディア)
7 K.ライコネン (フェラーリ)
8 J-E.ベルニュ (トロロッソ)
9 D.クビアト (トロロッソ)
10 S.ペレス (Fインディア)
11 A.スーティル (ザウバー)
12 E.グティエレス (ザウバー)
13 M.チルトン (マルシャ)
14 J.ビアンキ (マルシャ)
R R.グロージャン (ロータス)
R P.マルドナド (ロータス)
R M.エリクソン (ケータハム)
R S.ベッテル (レッドブル)
R L.ハミルトン (メルセデス)
R F.マッサ (ウイリアムズ)
R 小林可夢偉 (ケータハム)
DSQ D.リカルド (レッドブル)
『The Official F1 Website』 http://www.formula1.com/
『AUTOSPORT web』 http://as-web.jp/news/?c_id=1
『ESPN F1』 http://ja.espnf1.com/