水の惑星
「世界人口70億人の水がめは直径たった56kmの水玉」(オモロイド)
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[地球発] 水資源に恵まれた日本では、水はただ同然。蛇口をひねると、当たり前のように水がほとばしる。そういう環境にいるもんで、水の希少価値と言われてもいまいちピンとこない。しかし、そんなあなたも、これを見れば水に対する認識が180度変わるかもしれない。
この図はアメリカ地質調査所(USGS)が作成したもので、地球を背景に大小3つの水玉が描かれている。彼らは、地球に存在する水の体積を地球のそれと比較しているのだ。
1番大きい水玉は、地球にある水の総量を表したもの。地球と比べると「たったこれっぽっち?」と驚くほど小さい。それでも、水玉の直径は1,385km、体積は13億8,600万km3ある。直径を日本地図に当てはめると、本州北端の青森市と九州南端の鹿児島市を結ぶ直線距離をややオーバーする。ちなみに、水の総量の96.5%は海水だ。
ぐっとサイズダウンして2番目に大きい水玉は、残りの3.5%から地下水、湖水、沼の水、河川水の淡水のみをまとめたもの。水玉の直径は273km、体積は1,063万km3ある。しかし、これら淡水の99%は地下水で、そのほとんどは私たちの手の届かないところにある。
そして、3番目の水玉は、湖水と河川水の淡水のみをまとめたもの。見落としそうなぐらい小さいが、直径は56km、体積は9.3万km3ある。たったこれっぽっちの水が世界人口70億人を含む地球上の生命を支えているのだ。