一日一言「まずは動機から」
三月三十一日 まずは動機から
物事を手掛けるにあたっては、動機を正しく理解しなければならない。この事業を始めるのは何のためか、名を売って利益を得るためか、世に誇るためか、他人をはずかしめるためか。その動機が正しいものであれば、成功や失敗を考えずに行え。
引きそめし心のままに梓弓
思ひかへさで年も経にけり (源頼武)
よきにつけ悪しきにつけて思ふべし
こころに誠ありやなしやと
![[新訳]一日一言 [新訳]一日一言](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41vpOS4OHxL._SL160_.jpg)
- 作者: 新渡戸稲造,岬龍一郎
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「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」
勇気は、義のために行われるのでなければ、徳の中に数えられるにほとんど値しない。孔子は『論語』において、その常用の論法に従い消極的に勇の定義を下して、「義を見てなさざるは勇なきなり」と説いた。この格言を積極的に言い直せば、「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」である。

- 作者: 新渡戸稲造,矢内原忠雄訳,矢内原忠雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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「休日のパラドクス」を超えて
パパ、かく語りき。
「いったい何を始めたの、パパは?」
「脱皮だ!これまでの締りのない、だらけた生活からのな。」
「脱皮!?」
「そうだ。私は今まで朝起きると顔を洗って朝食を食べる。昼になると昼ごはんを食べ、昼寝をして夕方になると晩ごはんを食べ、夜は眠る。そしてまた朝が来てまた起きてまた顔を洗ってまた朝ごはんを食べ.....」
「それ、“規則正しい生活”と言うんじゃないの?」
「いぃや、“うんざりするほど変わり映えしない刺激のない生活”と言うんだ。」
── (『寂しそうなパパ』)
「毎日同じことばかりしてると、あっという間に人は老けていく。」(TABI LABO)
→ https://tabi-labo.com/287091/awake-why-time-goes-faster
2017年が過ぎ去るのって、早すぎたと思うんです。
四季の実感も十分にないまま、流れるように気がついたら次のお正月にたどり着いていました。年を重ねるにつれて、1日や1週間だけでなく、1年が飛ぶように過ぎていくような気がしてならない。いったい、どうして?
『Elite Daily』のライターCaroline Burkeさんは、科学的な視点から、年を取る度に時間経過が速く感じる理由を説明しています。
この感情の正体は、「休日のパラドクス」
大人になるにつれて時間をはやく感じるという感覚は、科学的にも実証されています。ミュンヘンのLudwig Maximilian大学で行われた2005年の調査結果がScientific Americanに掲載されています。
その調査は、14歳から94歳までを対象に行われました。1日、または1週間というスケジュールを、どれくらいの速度で感じているかというアンケートを実施した結果、世代によって結果に大きな差が生まれたのです。
若い人は時間の経過を比較的ゆっくり感じていて、40歳以上になると、著しくそのスピードが速くなる傾向にありました。
この現象が起きる要因のひとつに、「休日のパラドクス」と呼ばれるものがあります。
人の心は新しい経験を記憶に取り込むために、親しんだものに対しては感情の動きが鈍くなる傾向にあるのです。若い間は、新しい経験や、人間関係、知的な課題に出会うことも多くありますが、年を重ねるにつれてその機会は少なくなります。
要するに、心は日常に鈍感になっていくだけで、肝心の新しい刺激はやってこない状態が増えるのです。
当然、20代よりも50代の方が日々の生活がルーティーンになりやすく、時間の流れをはやく感じるでしょう。
“濃い1日”を過ごすために、生活を見直してみる。
「休日のパラドクス」に陥って、飛ぶように過ぎていく毎日を受け入れることを、悲しいと思う人もいるでしょう。解決策はただひとつ、日々に新しい刺激を取り入れることです。
「自分はもういい年だし」と、年齢を理由に、何か新しいことを始めるのを諦めてはいけません。学習をやめる必要もありません。積極的に、新しいものに出会って、新しい人間関係をつくっていきましょう。
そうすることで、感じる時の流れは以前より遅くなるはず。
あなたの日々は、たくさんの機会を秘めています。生きている限り、すべての時間はあなたのためだけにあるもの。
SNSをスクロールする代わりに、毎日5分間瞑想に励んだり、友達と会話をしましょう。時間をどのように使うかは、即ち、「どのように生きるのか」なのです。
あなたが何歳であろうと、日々を新しい刺激に満ちたものに変えることはできるはず。「何も考えずに生きること」ほど、怖いものはありません。
(大危機への憧れを静めて、細やかで優しい穏やかさで心を満たしてみたんだ。しかし、状況は、ちっとも好転しなかった。こんなことをしていたら、ニョロニョロたちに、ごく普通のベランダ・パパと思われてしまうかも・・・・・・)
パパは、気が気ではありませんでした。
── (『ムーミン谷の仲間たち』)

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安吾、幻の小説『復員』
「川端康成と坂口安吾の埋もれた小説 『新潮』4月号に掲載」(産経新聞)
→ http://www.sankei.com/life/news/180306/lif1803060027-n1.html
新潮社は6日、かつて新聞で発表された作家、川端康成(1899~1972年)と坂口安吾(06~55年)の短編小説を7日発売の文芸誌「新潮」4月号に掲載することを明らかにした。いずれも単行本や全集には未収録で埋もれた形となっていたが、最近になって専門家が確認した。
川端の作品は「名月の病」。代表作「伊豆の踊子」と同じ26年に日刊紙で発表した。夫婦が湯宿を訪ねると、少女が温泉に映った月を食べ亡くなるという内容。中国の故事に材を採ったとみられるという。
一方、安吾の作品は「復員」というタイトルで、46年に朝日新聞が掲載した。南方から復員後、戦死したことにされていた男の物語。将来を約束した女性を訪ねると、既に結婚し赤ん坊を生んでいたが、男はどこか温かい気持ちになって帰ったというエピソードだ。
「川端・安吾に『幻の小説』 新聞掲載後、本にならず」(朝日新聞)
→ https://www.asahi.com/articles/ASL337G8ML33UCVL00D.html

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彼はこんな変な氣持ちで赤ン坊を眺めたことはない。お前が生きて帰らなくとも人間はかうして生まれてくるぜと言つてゐるやうに見える。けれども女の間の悪そうな顔で、彼は始めてほのあたゝかいものを受けとめたやうな氣がして、満足して帰つてきた。
主義という主義より離れよ!
此ノ世ハ何者ゾヤ。ソハ怨恨ト軋轢ノ遍満セル舞台ナリ。不信仰対基督教、「ロマ・カトリック」教対「プロテスタント」教、「ユニテリアン」教対「オルソドックス」(正統信仰)──人類ハ一部分ハ他ノ部分ニ対立シ、一部分中ノ一区分ハ同一部分中ノ他ノ区分ニ対立シテ其ノ天幕ヲ張リ、──各自ハ他ノ誤謬ト失敗トニヨリテ自己ヲ利セント試ミツツアリ。タダニ個人ガ信頼シ得ラレザルノミナラズ、人類ハ全体トシテ蝮ノ裔、人間嫌悪者、「カイン」ノ末裔ナリ。嗚呼我ガ霊魂ヨ、主義トイフ主義ヨリ離レヨ、ソレガ「メソヂスト」主義デアレ、組合主義デアレ、或ハ他ノ如何ナル高尚ニ響ク主義ナリトモ。真理ヲ求メヨ、汝自身ヲ一個ノ人間ノ如クニ振舞ヘ、人々ト絶テ、而シテ汝ノ上ヲ仰ギ見ヨ。
(この世とは何ぞや。それは怨恨と軋轢の遍満せる舞台なり。不信仰対キリスト教、「ローマ・カトリック」教対「プロテスタント」教、「ユニテリアン」教対「オーソドキシー」教(正統信仰主義)、――人類は一部分が他の一部分に対して、また一部分中の一細部が、同じ部分の他の細部に対して、対立してその天幕を張り、――互いに他人の誤りと失策とによって利益を得ようと試みつつあり。ただに個人が信頼し得られざるのみならず、人類全体としてまむしの裔、人間嫌悪者、「カイン」の末裔なり。ああわが霊魂よ、主義という主義より離れよ、それが「メソジスト」主義であれ、組合主義であれ、或いは他のいかなる高尚に響く主義なりとも。真理を求めよ。汝自信を個人の人間の如くに振る舞え、人々と絶して、そして汝の上を仰ぎ見よ。)
『内村鑑三 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E6%9D%91%E9%91%91%E4%B8%89
『無教会主義 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%95%99%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9
『新渡戸稲造及び内村鑑三の門下生 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%86%85%E6%9D%91%E9%91%91%E4%B8%89%E3%81%AE%E9%96%80%E4%B8%8B%E7%94%9F
『新渡戸稲造 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0

余は如何にして基督信徒となりし乎 (岩波文庫 青 119-2)
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ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか (光文社古典新訳文庫)
- 作者: 内村鑑三,河野純治
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- 作者: 内村鑑三,鈴木範久
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/07/17
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- 作者: 新保祐司
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一日一言「しなくてはならない仕事」
三月二十七日 しなくてはならない仕事
しなくてはならない仕事は、気軽く積極的にすること。何事でも気持ちよく手を動かせば、仕事がはかどって疲労も少ない。仕事がいやだと思えば思うほど神経を痛め、億劫にすればするほど神経を痛める度合いが増すことになる。
早ければ為す事有りて身は安く
遅くて急ぐ道は苦しし
すべき事片付けるこそ善所なれ
せずに置く気はいつも苦しむ
お千代さんにも曰く、
何事をするにも、それをするのが好き、と言う振りをすることである。それは、単なるものまねでもいい。すると、この世の中に、嫌いなことも、また嫌いな人もいなくなる。
── 宇野千代 (『行動することが生きることである』)
夕には白骨となれる身なり
朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて、夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり。
── 『白骨の御文』
朝には元気に出かけても帰りには白骨となっているかもしれないこの身である。だからこそ、、、。
明応8年(1499年)の今日、浄土真宗中興の祖、蓮如上人が亡くなりました。
『真宗大谷派(東本願寺)TOMO-NET』 http://www.tomo-net.or.jp/
『吉崎御坊蓮如上人記念館』 http://www.honganjifoundation.org/rennyo/

- 作者: 蓮如
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- 作者: 五木寛之
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人間は悲しいものだ。
人間は悲しいものだ。切ないものだ。苦しいものだ。不幸なものだ。なぜなら、死んでなくなつてしまふのだから。自分一人だけがさうなんだから。銘々がさういふ自分を背負つてゐるのだから、これはもう、人間同志の関係に幸福などありやしない。それでも、とにかく、生きるほかに手はない。生きる以上は、悪くより、良く生きなければならぬ。