吹雪物語

「１１日まで暴風雪　石狩や後志、交通障害に注意」（北海道新聞）
　→　http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0233255.html

　冬型の気圧配置が強まって、雪雲が断続的に流れ込んだ影響で、道内は１０日、石狩管内を中心にまとまった雪が降った。雪の降りやすい天候は１１日朝まで続く見込みで、札幌管区気象台は、吹雪による交通障害などに注意を呼び掛けている。

　気象台によると、１０日午前１１時までの２４時間降雪量は、恵庭市島松が１９センチ、札幌が１８センチ、後志管内赤井川村が１６センチなど。新千歳空港では正午現在、降雪のため、稚内や女満別などを結ぶ計１８便が欠航または欠航を決めた。

　１１日午前６時までの２４時間降雪量は、石狩、空知、後志管内の多いところで最大３０センチと予想される。最大瞬間風速は石狩、後志管内で、陸上、海上ともに２５メートルになる見込み。

　札幌市内では１０日未明から断続的に強い風を伴った雪が降る天候に。開催中の第６７回さっぽろ雪まつりの大通会場（札幌市中央区）では、実行委のメンバーや自衛隊員らが午前８時前から、雪像に積もった雪を払い落とす作業に追われた。

ひどい吹雪の日なのです。あのときの風の唸りを、今も歴々耳にきくことができるほどです

──　坂口安吾（『吹雪物語 ―夢と知性― 』）

吹雪物語 (講談社文芸文庫)