神は死んだ
「わたしはこの本で人類への最大の贈り物をした」(ニーチェ)。
あかるく澄み切った日本語による正確無比な翻訳で、いま、ツァラトゥストラが蘇る。現在もっとも信頼に足るグロイター版ニーチェ全集原典からの初の文庫完全新訳。読みやすく、しかもこれ以上なく哲学的に厳密な、ツァラトゥストラ訳の新標準(ノイエ・シュタンダルト)が、遂にあらわれた。──この危機の時代のために。ふたたび。
諸君、ニーチェは、ここにいる。
『atarusasaki.net / ツァラトゥストラかく語りき』 http://www.atarusasaki.net/book_zara.html
ツァラトゥストラは一人になって、おのれの心にこう言った。「こんなことがあっていいものだろうか。この老いた聖者は、森のなかにいて、まだ何も聞いてはいない。神が死んだ、ということを──」
── ニーチェ 佐々木中訳(『ツァラトゥストラかく語りき』)
- 作者: フリードリヒ・W.ニーチェ,Friedrich Wilhelm Nietzsche,佐々木中
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/08/05
- メディア: 文庫
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