NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

「ふるほん文庫」

「絶版の文庫にまた会える 紀伊国屋札幌本店がコーナー 【写真】」(北海道新聞
 → http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050716&j=0025&k=200507160745

 札幌市中央区の紀伊国屋書店札幌本店は、絶版や品切れになった文庫約五千二百冊を並べた特設コーナー「ふるほん文庫やさんベストセレクションコーナー」を十五日設けた。同書店と提携する文庫専門古書店「ふるほん文庫やさん」(北九州市)が東京、福岡、熊本に続いて出店した。

 “新刊洪水”の一方で、すぐ絶版や品切れになる本も多い。紀伊国屋書店(東京)は昨年秋、五十万冊の在庫を誇る「ふるほん文庫やさん」と提携し、新刊書店に並ばない絶版や品切れ本に限って店頭に置き始めた。


行かなくっちゃ。



紀伊國屋書店』 http://www.kinokuniya.co.jp/
『ふるほん文庫やさん』 http://www.e-shop.co.jp/bunkoyasan/


 (古本屋は)本たちの墓場だという。けれども、そこへ足を踏みいれれば、なん十年来、棚に立ちつくしていた本たちは、いっせいに振りむいて、まだ死んでいない表情を示すのである。そして私を無縁の書生と知れば、再びもとに復するけれど、たまには互いに求めいたとわかって、百年の歳月をとびこえることもあるのである。

─ 山本夏彦『何用あって月世界へ』