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NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

一日一言「伊達政宗の座右の銘」

五月二十四日 伊達政宗座右の銘


 伊達政宗は寛永十三年(西暦一六三六年)の今日に、七十歳でこの世を去ったが、座右の銘にいう。


  仁に過れば弱くなる。
  義に過れば固く成る。
  礼に過れば諂となる。(へつらい)
  智に過れば嘘をつく。
  信に過れば損をする。

── 新渡戸稲造(『一日一言』)


漱石先生が言うには、、、

 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降(くだ)る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。

── 夏目漱石『草枕』

草枕 (新潮文庫)

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三浦雄一郎の「攻めの健康」

「80歳でのエベレスト登頂を支えた、三浦雄一郎の『攻めの健康』」(F0rbes JAPAN)
 → https://forbesjapan.com/articles/detail/14750/1/1/1

80歳224日─。エベレスト登頂の世界最高記録である。2013年5月23日の登頂から3年半。次の目標に向けてトレーニングを続ける84歳の三浦雄一郎に聞いた。

「目標が生き方を変えると実感しています」と、話すのは三浦雄一郎。84歳のプロスキーヤー、冒険家として知られる。「エベレスト挑戦にしても、マイナスからのスタートでした。大きなケガや病気に見舞われましたが、そのたびに復活してエベレストに登頂した。諦めなかったから、健康に戻れた。といっても、実践したのが、模範的な健康法だとは言えませんが」。

遡ること、20年。冒険家としての一線を退いていた三浦は暴飲暴食、運動不足という不摂生な生活を送っていた。日本全国を飛び回り、年間150回ほどの講演をこなして、夜の宴席では各地の旬の物に舌鼓を打つ。身長164cmにもかかわらず、体重約90kgの完全な肥満体。ベストの状態から20kgも体重をオーバー。さらに1997年にテレビ番組で訪れた標高5,300mのエベレストのベースキャンプではひどい高山病にかかってしまう。高峰に幾度も登頂し、スキー滑降を成功させた冒険家にも生活習慣病は、そして身体の衰えは、平等に襲ってきた。

「余命3年。このままでは、いつポックリ逝ってもおかしくない」

血圧190、糖尿病、腎臓病、狭心症という検査結果とともに、知人の医師が突き付けた言葉に三浦は開き直る。

「どうせ死ぬなら、もう一度、死ぬ気でトレーニングして、目標だったエベレストを目指してやろう」

父の存在も大きかった。雄一郎と同様にプロスキーヤーだった父の三浦敬三は、2003年にモンブラン山系のヴァレブランシュ氷河からのスキー滑降を目指していた。そしてなんと99歳で目標を成し遂げる。そんな父の姿に思った。オヤジは100歳近くになっても目標を目指しているのに、60代のオレはなにをやっているんだ、と。


エベレストに登るには"攻め”の姿勢が必要

"健康に戻る”ために三浦は1から、いや、マイナスから身体を鍛え直すことにした。

三浦が提唱する"攻める健康法”はメディアを通して広く知られている。散歩するときも、旅行するときも、重りを入れたリュックサックを背負って、両足首に重りをつける。1年目に片足に1kgずつ、翌年は3kgずつと徐々に負荷を高めた。最終的には片足に10kg、背中に30kgの計50kgの負荷をかけた。確かに誰にでもできる"模範的な健康法”ではない。

「目標があったからできたんです。規則正しい生活をする。毎日のストレッチやウォーキングを欠かさない。これは模範的な"守りの健康法”と言えます。でも、守りの健康法ではとてもじゃないけど、エベレストには登れない」

三浦は一度、管理栄養士をつけて食事療法に取り組んだことがある。だが、自分には合わないと感じてやめた。

「毎日なにを食べたか、カロリー計算をしました。しかし煩わしくてそれがストレスになって続かなかった。ぼくはいいかげんな人間だから」

三浦は笑って続ける。

「自分の身体ですから、自分で考え、想像して決めた方がいいんです。大切なのは、目標を達成するためのイマジネイションとクリエイティビティ。目標達成のイメージさえ持てれば、プロセスが見えてきますから」

見方を変えれば、守りの健康法とは、現状維持のための健康法である。一方の攻める健康法の目的は、健康ではなく、あくまでも目標到達だ。「健康」はひとつのプロセスに過ぎない。

「目標に向かう気持ちが人間の生命力を高めるんです」と三浦は語る。

攻める健康法を始めた約5年後の03年、三浦は70歳223日で世界最高齢でのエベレスト登頂に成功。以来、75歳、そして80歳と3度のエベレスト登頂を果たした。

特筆すべきは、その都度大きな課題を克服していることだ。1度目は、メタボ克服。2度目は、登頂1年前に不整脈治療の2回の手術を経てのチャレンジだった。

3度目もまたすごい。健康な若者でも諦めてしまうような困難に直面した。09年2月、スキーで転倒して、骨盤と大腿骨付け根を骨折し、全治6カ月と診断される。76歳。寝たきりになったり、車いす生活になったりしてもおかしくない。いや、普通は心が折れる。止めないまでも、予定を変えようとは考えなかったのか。

「いえ、それはなかったですね」

と、三浦はさらりと答えた。

「攻める健康法のおかげで骨密度が上がっていて、骨折の治りが早かったんです。いままでも諦めなければ健康に戻れるという体験をしていたので、やめようとは思わなかったですね」


85歳になる18年の目標は8,201mのチョ・オユーでの滑走

まだまだ困難は続く。出発4カ月前の12年11月に狭心症で3度目の手術を受ける。さらに出発直前の翌年1月にも再手術。さすがに周囲もムリだと止めたらしい。

「でもせっかく準備したんだから、やれるだけやろうと話しました。リハビリをしながら登頂を目指そう、と」

心臓のリハビリをしながら山に登る。ベースキャンプにいたるまでの16日間、昼間までの半日を登山に、夕方までの半日を散歩や休息にあてる。三浦が行った「年寄り半日仕事」は、自身の身体と健康状態を知悉しているからこそできた登山法だった。

「普通は登頂までの時間をどう縮めるか考える。でも、ぼくは逆転の発想で、時間をどう使うか考えたんです」

それこそが、三浦の言うところの「イマジネイションとクリエイティビティ」である。目標達成のためにセオリーを無視して、リハビリと休息を組み込んだ登山をしたのだ。「ぼくは目標を持てたから生き方が変わった。ケガや病気というマイナスから這い上がることができた」

次の目標は、ヒマラヤ山脈の一角にある、世界6位の高峰チョ・オユー

「頂上まで登ってエベレストを眺めながらスキーで滑り降りたいですね」まだ84歳。いまも三浦は新たな目標へ向けた挑戦のただなかにいた。

みうら・ゆういちろう◎1932年、青森県生まれ。70年エベレスト・サウスコルにて8,000m世界最高地点スキー滑降。85年世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成。2003年に70歳で、08年に75歳で、13年に80歳でエベレスト登頂(世界最高年齢登頂記録)。

幸福を妨げる24の行動

「幸福になることを妨げる24の行動習慣」(ライフハッカー
 → https://www.lifehacker.jp/2017/05/170521_prevent_your_happiness.html

幸福になるには、まず、不幸になる原因を知り、それを取り除く必要があります。それは年に一度やればいいというものではなく、毎日継続的にしなければなりません。定期的に自問自答して自分の進歩を確認し、進歩の障害になっていることが無いかチェックすれば、確実に望み通りの方向に前進できるはずです。


幸福になることを妨げる行動習慣を24個リストアップしてみました。思い当たることはありますか?


1.自分らしくない人間になろうとする

自分を偽っていると、決して幸福にはなれません。自分らしさと自分が世の中のためにできることを大切にして、最高の自分になりましょう。


2.手遅れだと思い込む

後悔とは縁を切り、行動と可能性を信じて生きましょう。ポジティブなことをするのに遅すぎるということはありません。


3.常に完璧であろうとする

人間なら全知全能でなくて当たり前です。間違いを犯しても、知らないことがあっても構わないのです。


4.自分をおとしめる

時として自分自身が最大の敵になることがあります。他人が配偶者や友人の悪口を言うのは許せないと思うなら、たとえ頭の中だけであっても自分で自分の悪口を言うのはやめましょう。


5.消極的で進歩しない

自分の人生なのに傍観者になってしまうと、何も良いことは起こりません。消極的だと幸福感も満足感も得られません。


6.罪悪感にさいなまれる

どんなに罪の意識を感じても過去や未来は変えられません。既に犯してしまった間違いを正すのは構いませんが、罪悪感に押しつぶされないでください。


7.ネガティブになる

コップには水が半分しか無いと思うと、残りの半分も欲しいと思ってしまいます。マインドセットと考え方をポジティブにして、不可能を可能にしましょう。


8.条件付き承認

希望を叶えないとあなたを受け入れて大事にしてくれないような人間とは距離を置きましょう。


9.嫉妬する

他人のことを嫉妬するのはやめましょう。いいですか。幸福は欲しい物を全部手に入れることでなく、今手にしているものを大切にすることにあるのです。


10.プレッシャーで爆発する

人生が今にも爆発しそうな圧力鍋みたいだったら気分が良いわけはありません。平常心を保ちプレッシャーを跳ね返すことを学べば、幸せになれますし、仕事もはかどります。


11.すべてをコントロールしようとする

ときにはコントロールを手放して起こるべきことが起こるようにしなければなりません。自分の力が及ばないところにあることをコントロールしようとするのは時間の無駄であり、不幸の元です。


12.他人のせいにする

自分の人生と幸福の責任は自分で取るしかありません。他人を責めるのは生産性が無く、何の役にも立ちません。過去に起こったことが何であれ、人生は刻一刻と過ぎていきます。自だけの幸福を見つけましょう。


13.いつまでも後悔し続ける

後悔も過去を振り返ることもやめましょう。後悔はエネルギーの無駄です。前進できなくなるだけでなく、実のあることは何も残りません。


14.恐れに支配される

恐れは欲しいものも幸福感も決して与えてくれません。それどころか、視界を曇らせ成功の妨げになります。これ以上の障害はありません。


15.他人の承認に依存する

あなたにとって唯一の意味ある承認は、他人でなく自分がする承認です。幸福を求めるのと同じように、自己承認も自分自身がすべきことです。


16.怒りで自己表現する

怒りが頭をもたげたら、それを爆発させるとどれだけ失うものがあるか考えて、抑制しましょう。怒っても、ほとんど何も達成できないだけでなく、ポジティブな成長に必要なエネルギーを浪費します。


17.平凡に傾く

真剣に成功と幸福を求めているなら、平凡なアイデア、平凡な思考、平凡なビジネス、平凡な友人、平凡なパートナーシップといった、平凡と名の付くものが人生に入り込む余地を与えないでください。平凡と秀逸の差は努力して手に入れるだけの価値があります。


18.言い訳ばかりする

こうなればいいなと思うことがあるなら、そうなるように行動しましょう。本当に大切なことなら、方法は見つかります。実現できない言い訳を探しているようなら、実はあまり優先度が高くないことなのです。


19.他人から幸福にしてもらおうとする

自分の内側に幸福感を見つけられないなら、他人に頼っても決して見つかりません。


20.先延ばしの習慣がある

待っていても決して仕事は片付きません。先延ばしは最も害のある習慣です。


21.過去に捕らわれる

誰でも間違いを犯したり、辛い思いをしたことがあります。どんな人も過去という荷物を背負っているのです。しかし、どこに行くときもそれを持っていこうとするのは大変です。荷物が軽いほど、遠くまで行けます。


22.不安感から小さくまとまる

幸福が遠ざかり、なりたい自分になれなくなります。


23.善悪を決めつける

最もて厳しく批判してしまう他人の性質は、自分にもある直視したくない性質です。


24.他人と比較競争する

自分以外の人間は、みんな一緒に同じ行動をすべきだという考えは捨てましょう。実際にはそんなことはあり得ません。幸福になるには自分自身に意識を集中させましょう。


さあ、早速今日から幸福を妨げる行動習慣を断ちましょう。



24 Things You Need to Let Go to Be Truly Happy | Inc.

「忖度されたら責任を取れ」

「【産経抄】『忖度されたら責任を取れ』という民進党の理屈は理解できない」(産経新聞
 → http://www.sankei.com/column/news/170520/clm1705200003-n1.html

 10年以上前、小泉純一郎内閣の頃に官邸関係者から聞いた話である。小泉氏が昼寝中の執務室に、省庁幹部が「報告がある」と1人で駆け込み、すぐに出てきて「首相の承認をもらった」と言い帰っていく場面が度々あったという。権力者という虎の威を借りて、都合のいい政策を推進するわけだ。

 古今東西、権力者や権威者の名前を自身の権勢拡大や、正当化に利用する者は後を絶たない。首相やその夫人の名前を使って寄付金を募った学校法人もあれば、憲法学者の主張を錦の御旗として政権攻撃を図る新聞もある。

 「官僚による究極の忖度(そんたく)があったと疑わざるを得ない。内閣総辞職に値する」。民進党蓮舫代表は18日、学校法人「加計(かけ)学園」の大学獣医学部新設をめぐり、内閣府文部科学省に「総理の意向」などを伝えたとする記録文書についてこう強調した。

 文科省を説得して規制を突破したかった内閣府による名前利用なのか、文科省による忖度なのか、そもそも「怪文書」(菅義偉官房長官)なのかは判然としない。仮に蓮舫氏の指摘通り忖度だったとして、忖度されたら責任を取れという理屈は理解できない。

 事の発端は、朝日新聞の17日付朝刊1面トップ記事「新学部『総理の意向』」である。「民主主義国家の当たり前の原則が掘り崩されているのではないか」。同紙は18日付社説ではこう大仰に訴えていた。

 「気味が悪いの一言に尽きる。安倍政権にダメージを与えるためには、何の犯罪性もないことを様々(さまざま)な手段を駆使して『世の中が許せないこと』に仕立て上げる」。漫画家の須賀原洋行氏は、ツイッターでこうつぶやいた。そういえば朝日はかつて、北朝鮮に忖度して拉致被害者を「行方不明者」と呼んでいた。

一日一言「世の中に流されない」

五月十九日 世の中に流されない


 人生は大変誠実なものであるが、世の中の流れというものは、うわべだけで判断する馬鹿げたことが多い。それゆえにつまらないことに感心を持ったり、心を奪われたり、また心を痛めたり、自分自身をつまらないものする。あるときは聞き流し、あるときは見捨てることが大事である。


  世の中を狂言綺語と見る時は
      善し悪しともになぐさみになる

── 新渡戸稲造一日一言

「 急流中底之柱 即是大丈夫之心 」

(きゅうりゅうちゅうていのはしら すなわちこれ ますらおのこころ)

激流の中でも流されない柱のように、どんな激動の世の中にあっても動揺しない信念や態度、姿勢を示すことこそ立派な人間なのである。

── 橋本左内遺品『常用書箱』