一日一言「正義と法」
十二月十四日 正義と法
元禄十五年(西暦一七〇二年)の教、赤穂義士(大石良雄ほか四七人の武士)が亡き君主の仇をうった。忠義と法律はかならずしも合致せず、昔は法を破ってでも忠義を実行し、死をもって法のうめあわせをした義士もいたのだ。今は正しい道を曲げてでも法を優先させ、法律のかげでのうのうと生きているものが多いが、法は正しい道に従い、正義は法律を正すべきである。人は正義をもって法を守り、法によって正しいことを行うべきである。
- 忠義と法律はかならずしも合致しない
- 今は正しい道を曲げてでも法を優先させ、法律のかげでのうのうと生きているものが多い
- 法は正しい道に従い、正義は法律を正すべきである。
- 人は正義をもって法を守り、法によって正しいことを行うべきである。
あら楽し 思ひは晴るゝ身は捨つる 浮世の月にかゝる雲なし
── 大石内蔵助