一日一言「恩というもの」
九月一日 恩というもの
良くても悪くても、人間としてこの世に生まれてきたことを思うと、宇宙間の万物をつくった神に感謝せずにはいられない。幼いとき、父母の温かい愛情に育てられたことを思うと、親兄弟に感謝せずにはいられない。現在は学校に行かせてもらって学問を学び、あるいは安心して職業についていられることを思うと、自分が生まれた国と社会に感謝せずにはいられない。考えてみると、人生とは何とありがたいものか。
たまたまに人と生まれて時の間も
忘るまじきは四恩なりけり
- 作者: 新渡戸稲造,岬龍一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/10/29
- メディア: 新書
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