一日一言「心を入れかえる」
十月十六日 心を入れかえる
天が下した災難は、これに耐えることはできるが、これから逃れることはできない。自分から招いたわざわざいは心にしみわたるが、これをなくすことはできる。自らの決心一つでなくすことができるわざわいをどうして永い間ひきずっている必要があるのか、すみやかにわざわいのもとを心の中から取り除いて心を入れかえるべきである。
火の車作る大工はなけれども
身より作りて独り乗り行く
良寛さん
災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬる時節には死ぬがよく候
是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候
『良寛記念館』 http://www.ryokan-kinenkan.jp/
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