一日一言「まずは動機から」
三月三十一日 まずは動機から
物事を手掛けるにあたっては、動機を正しく理解しなければならない。この事業を始めるのは何のためか、名を売って利益を得るためか、世に誇るためか、他人をはずかしめるためか。その動機が正しいものであれば、成功や失敗を考えずに行え。
引きそめし心のままに梓弓
思ひかへさで年も経にけり (源頼武)
よきにつけ悪しきにつけて思ふべし
こころに誠ありやなしやと
- 作者: 新渡戸稲造,岬龍一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/10/29
- メディア: 新書
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (82件) を見る
「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」
勇気は、義のために行われるのでなければ、徳の中に数えられるにほとんど値しない。孔子は『論語』において、その常用の論法に従い消極的に勇の定義を下して、「義を見てなさざるは勇なきなり」と説いた。この格言を積極的に言い直せば、「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」である。
- 作者: 新渡戸稲造,矢内原忠雄訳,矢内原忠雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1938/10/15
- メディア: 文庫
- 購入: 20人 クリック: 146回
- この商品を含むブログ (212件) を見る