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自衛隊が来ると新たな犯罪や事故が予想される?

「『自衛隊が来ると新たな犯罪や事故が予想される』と沖縄・石垣島の『八重山毎日新聞』1面コラム 防衛協など3団体が抗議」(産経新聞
 → http://www.sankei.com/politics/news/180119/plt1801190024-n1.html

 沖縄県石垣島石垣市)を本拠地とする日刊紙「八重山毎日新聞」が12日付の1面コラム「不連続線」で、「石垣も自衛隊が来れば自衛隊にまつわる新たな犯罪や事故が当然予測される」と書いたことを受け、八重山防衛協会八重山自衛隊家族会、隊友会八重山支部の3団体は19日までに、コラムの記述撤回と謝罪を求める抗議書を、八重山毎日新聞の黒島安隆社長あてに提出した。

 コラムでは、政府による陸上自衛隊配備の是非が大きな争点となる3月11日投開票の石垣市長選や、秋に予定される県知事選などに触れて自衛隊をくさし、「今年の選挙は沖縄の基地負担のありようを問う選挙だ」と強調した。

 3団体は抗議書で「国家の主権と国民の生命財産を守る任務に就く自衛隊および自衛官の尊厳を著しく毀損するものであり、憲法で保障されている職業選択の自由をないがしろにしている」となどと批判した。

 筆者である八重山毎日新聞の上地義男氏は19日付のコラム「不連続線」で「『自衛隊自衛官の尊厳や名誉を著しく毀損・侵害し、職業選択の自由もないがしろにしている』との意図は全くない。従って記述の撤回や謝罪の意思は全くない」と釈明した。

 そのうえで「沖縄では基地あるがゆえに女性暴行殺人などの米軍犯罪や事故が相次いでおり、自衛隊も日本の基地あるところでさまざまな犯罪や事故が起きているのは周知の通りだ」と指摘。「石垣も自衛隊基地ができれば、従来石垣ではなかった自衛隊にまつわる事件事故の可能性は当然予測できるので素朴にそう記述したまでのことだ」と反論した。ただ最後に「自衛官やその家族らの心情に配慮を欠いた面もあるだろうから今後は慎重を期したい」と書き添えた。

 八重山防衛協会の三木巌会長は同日、産経新聞の取材に対し「コラムで筆者は自分の推測にすぎないことを一方的に主張している。自衛隊を犯罪集団と決めつけており、許せない」と憤りをあらわにした。

 八重山毎日新聞は、陸自配備計画に反対の論陣を張っている。ホームページによると発行部数は「1万6000部(公称)」。


「2005年と2006年元旦に、当時の大浜長照市長や…」(八重山毎日新聞
 → http://www.y-mainichi.co.jp/news/32838/

 2005年と2006年元旦に、当時の大浜長照市長や市内の各団体で組織した新空港早期建設郡民の会のメンバー約50人が、予定地の白保カラ岳で「初日の出祈願」を行った新石垣空港は、5年前の13年に30年余の苦難を乗り越えて開港▼その結果は、観光客が開港前の二倍近い130万人余も訪れ、八重山経済は人手不足に陥るほどかつてない好景気に沸いている▼これに対し今年も同じく元旦に、名護市辺野古の浜で新年を祝う「初興し」をした新基地建設反対運動は、政府の理不尽な工事強行でむしろ苦難が増している▼それでも集まった約400人の市民は、にぎやかに歌三線や踊りで「勝つまで絶対諦めない。歌三線を響かせながら、したたかでしなやかにこの1年を闘い抜こう」と決意を新たにしたという▼沖縄は今、米軍ヘリのトラブル頻発で県民の命がまたも危険にさらされている。にもかかわらずテレビでみる防衛大臣は、無表情で何と冷たいことか▼そういう中今年は石垣も軍隊を置くかどうか、島の未来を左右する重要な選挙があるが、2月の名護市長選や11月の県知事選は沖縄の尊厳をかけた戦いだ▼石垣も自衛隊が来れば自衛隊にまつわる新たな犯罪や事故が当然予測される。今年の選挙は沖縄の基地負担のありようを問う選挙だ。(上地義男)