“MOOMIN’S DAY”
「8月9日ムーミンの日 13回目のムーミンの日」(ムーミン公式サイト)
→ http://moomin.co.jp/moominsday2017
みんなにもっとムーミンを知ってほしい。
そんな思いで始まった8月9日の「ムーミンの日」。2005年ムーミン60周年を機に、作者トーベ・ヤンソンの誕生日8月9日をムーミンの日と定めて以来、8月9日には様々な催しを開催しています。
そんな中でも、「ムーミンの日の集い」は、大変盛り上がるイベントに成長しました。一昨年のムーミン70周年には、市原悦子さんに、昨年は落語家の春風亭一之輔師匠にムーミンの朗読をしてもらいましたっけ。どちらも、とっても素敵でした!
そして今年も、東京 虎ノ門のニッショーホールで「2017 ムーミンの日の集い」を開催予定です。ミニライブや、ムーミン物語の朗読、ミイのお団子頭で来場するともらえる限定の缶バッジや、ムーミン谷の仲間たちとの撮影会など、楽しいプログラム満載の「ムーミンの日の集い」に抽選で、合計500名様をご招待!恒例のムーミン絵手紙コンテスト受賞作品の発表や、オリジナルトートバッグの配布も行っています。
皆さんご一緒に、ムーミンの日をお祝いしましょう。たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。
『ムーミン公式サイト』 http://moomin.co.jp/
たかが“ムーミン”、子供の童話と侮るなかれ。なかなかどうして哲学的。
名言二十選。
- せっかくの人生なのに! きみたち、修繕にてんてこまいで、朝から晩まで、とびまわってるんですね。骨おって働くなんて、考えただけでも、気がめいってきますよ。なんのためになるんですか。ぼくの親戚にね、触覚やひげがたれ下がってヨレヨレになるほど三角法の勉強をしたやつがいたんだけど、習い終わったとたんモランがやってきて、食べられてしまった。そう、やつは今や、すごい秀才になって、モランのお腹の中で、のびてるんだ!(ヨクサル『ムーミンパパの冒険』)
- (大危機への憧れを静めて、細やかで優しい穏やかさで心を満たしてみたんだ。しかし、状況は、ちっとも好転しなかった。こんなことをしていたら、ニョロニョロたちに、ごく普通のベランダ・パパと思われてしまうかも・・・・・・) パパは、気が気ではありませんでした。(ムーミンパパ『ムーミン谷の仲間たち』)
- みんなも知ってるでしょう? 毎日毎日、おびえてばかりいると、だれだって、すきとおって消えてしまいそうになるわよね?(トゥーティッキ『ムーミン谷の仲間たち』)
- 「その調子だと、おまえ、すぐにおとなになっちまうぞ」と、ホムサ兄ちゃんがさとしました。「父さんや母さんみたいな、おとなになるんだ。おまえにゃ、ぴったりだぜ。ごくふつうに見て、ごくふつうに聞くだけのおとなだ。つまり、なーんにも見ないし、なーんにも聞かないってことだな。とどのつまり、おまえは、なんにもできなくなっちまうんだ。」(『ムーミン谷の仲間たち』)
- (道や川って、なんだか、とっても不思議なんだ)スニフは思いました。(どこへ行くんだろう・・・・・・って見つめていると、なんだか、ワクワクするみたいな、なつかしいみたいな気持ちになるんだ。どこか知らないところへ、たまらなく行ってみたくなって、いったいどこまで行くんだろう・・・・・・って、ついてってみたくなってしまう・・・・・・)(スニフ『ムーミントロールと彗星』)
- だれも心配しすぎないって、いいことでした。ムーミンたちは、ほかのひとのために、やたらと心配しないでいようと、きめていました。つまり、そのほうが、心配をかけたと思って良心をいためなくても、すみます。それに、ありったけの自由をあたえあっていることにもなるのです。(『ムーミン谷の仲間たち』)
- (そのひとのことをだれも話さない、それに、だれにも話しかけてもらえない、なんてひとがいたら、そのひと、だんだん消えてってしまうにちがいないぞ。だって、自分がいるって、信じられなくなってしまうもの)(ムーミントロール『ムーミンパパ海へいく』)
- 「この子、怒ることも、できないのよ」ちびのミイが、いいました。「それが、この子の悪いところだわね」(『ムーミン谷の仲間たち』)
- 未知のことばかりでした。でも、全部、自分で判断してきめました。そして、なにひとつとして、いままでどおりのやりかたではやりませんでした。わたしは、すこぶる幸せでした。(『ムーミンパパの冒険』)
- むかしあるところに、自分が持っている品物たちをこよなく愛している奥さんがいたんだ。奥さんには、子どもがなかったので、よろこびも悩みもなく、はたらいたり食事をつくったりする必要もなかった。ほかの人がどんなふうに思うかなんて、気にもしなかった。こわいものは、なにもないひとだったんだ。だけどね、奥さんは、遊び心というものを、失っていた。つまり、とてもさびしい毎日を、すごしていたんだ。(スナフキン『ムーミン谷の仲間たち』)
- 秋になると、残るものと旅立つものがいます。いつだって、そうでした。好き好きでいいのです。でも、とりかえしがつかなくならないうちに、早めに決心することです。(『ムーミン谷の十一月』)
- 「ものは、自分のものにしたくなったとたんに、あらゆるめんどうが、ふりかかってくるものさ。運んだり番をしたり・・・・・・。ぼくは、なんであろうと、見るだけにしている。立ち去る時には、全部、この頭にしまっていくんだ。そのほうが、かばんを、うんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからねぇ・・・・・・」(スナフキン『ムーミントロールと彗星』)
- ふたりは、たがいにさりげなく敬意をはらいあい、そのくせふたりとも、自分の世界をしっかりと保っていました。相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、わかりあおうともしなけてば、気にいられようともしませんでした。こういうのも居心地よくいっしょにすごす、一つの方法ではないでしょうか。(『ムーミンパパ海へいく』)
ビョーク、『コメット・ソング』。
- 作者: トーベ・ヤンソン,山室静
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