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NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

Serendipity

「1月28日は『セレンディピティ』の日! 偶然の幸運に出会う能力とは?」(tenki.jp)
 → http://www.tenki.jp/suppl/grapefruit_j02/2017/01/28/19761.html

北日本ではまだまだ雪の日も続きますが、少しずつ陽射しが明るく感じられるようになってきました。来週末はいよいよ立春、春の訪れが待ち遠しいこの頃ですね。
新生活に向けて計画を立てている方も多いかと思います。今回は、新たなステージに向けて背中をおしてくれるキーワード「セレンディピティ」をご紹介します。春の訪れとともに、思いがけない幸運が舞い込みますように!


魅惑の言葉「セレンディピティ」をご存知ですか?

セレンディピティserendipity)」とは、予期しない素晴らしい出会いや予想外のものを発見すること、何かを探しているときに偶然別の価値あるものを見つけることを意味します。ちょっとわくわくするようなこの言葉、何が起こるか分からない不透明な現代において、「思いもよらない幸運」を手にするキーワードとして、社会科学やビジネスの世界でも注目されています。

語源は、ペルシアのおとぎ話『セレンディップの三人の王子たち』に由来します。セレンディップスリランカの旧称)で父である王の命令により旅に出た3人の王子が、途中で出会う難問を次々と偶然と英知によって解決し、最終的に思いがけない幸運を手に入れる物語です。この物語を読んだイギリスの政治家・小説家ホレス・ウォルポール(1717年~1797年)が、友人であるフィレンツェ駐在の英国公使に宛てた1754年1月28日付けの手紙のなかで、はじめて「セレンディピティ」という言葉を用いました。

その言葉が現代において、これほどまでに脚光を浴びている理由とは?私たちが、セレンディピティを手にするには何が必要なのでしょうか。


今、セレンディピティが求められる理由とは

セレンディピティは、もともと失敗してもそこから気づきを得て学び取ることができれば成功に結びつくというサクセスストーリーとして、またノーベル賞などの科学的な大発見をより身近なものとして説明するためのエピソードとして語られることが多い言葉でした。

例えば、イギリスの細菌学者アレクサンダー・フレミング1881年〜1955年)が、培養実験の際に誤って雑菌であるアオカビを混入させたことが、のちに世界中の人々を感染症から救うことになる世界初の抗生物質ペニシリン発見のきっかけになりました。また、有名な史実としてアイザック・ニュートン(1643年〜1727年)が、偶然に木から落ちるりんごを見て、万有引力の法則を発見したことなどがあげられます。

他人が思いつかないような発想、新しい商品やサービスの提案など、機械やコンピューターでは決して対応できない人間ならではの「創造性」が高い価値を持つ現代。人間が創造的になるための重要なキーワードが、セレンディピティといえるようなのです。成功も幸運もセレンディピティにかかっている!


実践!「偶然の幸運」を手にするための3ステップ

では、偶然の幸運に出会う能力「セレンディピティ」を手にするにはどうしたらよいのでしょうか。

セレンディピティに関して発信し続けている脳科学茂木健一郎氏によると、何よりも大切なのはまず「行動する」こと。最初は何を目的としても良いから、とにかく何らかのアクションを起こすことを推奨しています。受け身で幸運を待っていても出会える保証はないのです。Aという目標のために行動していたら、Bに出会うというのがセレンディピティであり、Aは極端なことを言えば何でもあり。迷っていたら勇気を出して自ら動いてみましょう。知らない街を散歩してみる、旅行に行くというのもセレンディピティを体感するにはぴったりとのこと。なんだか楽しくなってきましたね!

次に必要なのは、何かに出会ったらそのことに「気づく」こと。そのためには、ある程度心の余裕があると良いそう。目標に気を取られ、それ以外に目がいかないようではセレンディピティに気づけないなんてことに…。思いがけない出会いをしっかり自分のものにできるように、柔軟な瞬発力を蓄えておきましょう!

最後に、出会ったものに気づいたら、それを「受け入れる」こと。偶然出会ったものが自分の価値観を変えるようなものでも、変化を恐れずに勇気を持って受け入れるのです。それは、最も重要でしかも難しいことかもしれません。自分のこれまでの世界観とは違う何ものかに出会ったとき、それをどれくらい受け入れられるか。この受容のプロセスを経てセレンディピティが完成するのです。

「世界の中をふらふらと散歩する。そんな中で、偶然の幸運に出会う。創造への道は、旅することに似ていると思ったら、こんなに楽しいことはないではないか。」
茂木健一郎氏は、著書のなかでこのようなメッセージを記しています。

セレンディピティは、人生が私たちに用意してくれている味わい深いサプライズ。」

『2006年09月03日(Sun) セレンディピティ』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20060903


セレンディップの三人の王子たち―ペルシアのおとぎ話 (偕成社文庫)

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セレンディピティの時代 偶然の幸運に出会う方法 (講談社文庫)

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