NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

数冊(安吾・キャンベル・諭吉)

本を数冊。


文學界2017年1月号

文學界2017年1月号

表紙に安吾

柄谷行人×佐藤優『111年目の坂口安吾


生きるよすがとしての神話 (角川ソフィア文庫)

生きるよすがとしての神話 (角川ソフィア文庫)

内容紹介
ジョージ・ルーカスら多くの作家が愛読する神話学の巨匠の古典的名著!

洋の東西を問わず、太古の時代より、人間の生活は常に神話の語る真実と共にあったと。だが科学の発達により古来の観念体系は崩壊し、文化や宗教は分離した。社会秩序と個人が重要視される今日、神話の果たす機能とは何なのか――。身近な出来事から文学、精神医学、そして宇宙に至るまで、広範な例を挙げながら神話と共に豊かに生きる術を独自の発想で語る。
多くの作家に影響を与えた神話学の巨人ジョーゼフ・キャンベル。『神話の力』や『千の顔をもつ英雄』に並ぶ不朽の名著、待望の文庫化!
解説・古川日出男


(目次)
序文 ジョンソン・E・フェアチャイルド
著者はしがき
第一章 科学は神話にどんな影響を及ぼしたか
第二章 人類の出現
第三章 儀式の重要性
第四章 東洋と西洋の分離
第五章 東洋宗教と西洋宗教の対立
第六章 東洋芸術のインスピレーション
第七章 禅
第八章 愛の神話
第九章 戦争の神話と平和の神話
第十章 精神分裂病――内面世界への旅
第十一章 月面歩行――宇宙への旅
第十二章 結び――もはや境界線はない
訳者あとがき
解説 古川日出男
後注


内容(「BOOK」データベースより)
洋の東西を問わず、太古の時代より人間の生活は常に神話の語る真実と共にあった。だが科学の発達により古来の観念体系は崩壊し、文化や宗教は分離した。社会秩序と個人が重要視される今日、神話の果たす機能とは何なのか。身近な出来事から文学、精神医学、そして宇宙に至るまで、広範な例を挙げながら神話と共に豊かに生きる術を独自の発想で語る。多くの作家に影響を与えた神話学の巨人による、不朽の名著。


著者について
ジョーゼフ・キャンベル:1904年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学卒業後、パリ大学ミュンヘン大学へ留学。このとき、キリスト教の自然征服の思想や排他性に強い疑問を抱き、それに代わるべきものをアメリカ・インディアンの神話や仏教思想のうちに見出す。帰国後、ドイツ哲学、比較神話学などを教える。彼の思想に影響を受けた学者や芸術家は数知れない。著書に『神話の力』『千の仮面をもつ英雄』など。1987年没。


内容紹介
人として、大切なこと――現代語訳で読む徳育本の名著。

命の大切さ、チャレンジ精神、品格や人への心遣い等を、イソップ物語や童話を通して、心に語りかけるように教える『童蒙をしへ草』。福澤自身が一太郎、捨次郎の息子二人のために、家庭から学ぶべき約束事や常識を、毎日半紙一枚ずつ各々へ書き付けた「ひゞのをしへ」。人として大切な基本の態度や考え方を諭し、少年少女たちの自立精神を育む名著を、小学生から読めるよう現代語訳。いま読んでも驚くほどの普遍性をもつその内容は、身分や旧習に縛られない福澤の先駆的考え方と人格が端的にあらわされている。現代的意義を踏まえた丁寧な解説とともに、人間教育の原点を照らす決定版。


まえがき
この本を読む方へ

●童蒙おしえ草 巻の一
第一章 生き物を大切に
第二章 家族を大切に
第三章 いろいろな人との交流
第四章 働くこと
第五章 自分のことは自分でする
第六章 あわてないこと

●童蒙おしえ草 巻の二
第七章 自分で考え自分で判断し実行すること
第八章 威張ったり、うぬぼれたりしないこと
第九章 礼儀のこと
第十章 飲食のこと
第十一章 健康なこと
第十二章 自ら満足すること
第十三章 お金を無駄に使わない

●童蒙おしえ草 巻の三
第十四章 思いやりのある心
第十五章 怒ったり、我慢したりすること
第十六章 穏やかなこと
第十七章 自分の物と他人の物
第十八章 他人の名誉

●童蒙おしえ草 巻の四
第十九章 自由と権利
第二十章 仕事を誠実にすること
第二十一章 お金の貸し借り
第二十二章 品 格
第二十三章 買物をするとき
第二十四章 約 束
第二十五章 人の邪魔や悪戯
第二十六章 うそや偽りのいけないこと

●童蒙おしえ草 巻の五
第二十七章 心の広い人
第二十八章 勇気のある人
第二十九章 わが国を大切にし、外国と仲よくすること

●ひびのおしえ 一編
おさだめ(七つの大切なこと)/本を読む/ひどいことをしない 他

●ひびのおしえ二編
天道さまのおきて/学問をすべし/日本の時と西洋の時 他

あとがき
文庫版あとがき
童蒙おしえ草 さくいん


内容(「BOOK」データベースより)
命の大切さ、チャレンジ精神、品格や人への心遣い等を、物語や童話を通して、心に語りかけるように教える『童蒙をしへ草』。福澤自身が息子二人のために、家庭から学ぶべき約束事や常識を、毎日半紙一枚ずつ各々へ書き付けた「ひゞのをしへ」。人として大切な基本の態度や考え方を諭し、少年少女たちの自立精神を育む名著を、小学生から読めるよう現代語訳。現代的意義を踏まえた丁寧な解説とともに、人間教育の原点を照らす決定版。


著者について
●福澤 諭吉:1835年大坂中津藩屋敷生まれ。54年蘭学を志し長崎に出る。翌年緒方洪庵適塾入門。56年福沢家の家督を継ぐ。58年江戸中津藩中屋敷に蘭学塾を開くが、翌年英学に転向。60年軍艦咸臨丸でサンフランシスコへ渡航。62年幕府遣欧使節随行員としてヨーロッパを歴訪。68年塾舎を芝新銭座に移転、「慶應義塾」と命名し、71年には三田へ移転。90年慶應義塾大学部を設置。1901年、66歳で死去

●岩崎 弘:慶應義塾福澤研究センター顧問。1944年生まれ。埼玉県出身。明治学院大学経済学部卒業。白百合学園小学校教諭を経て、74年に慶應義塾幼稚舎教諭に就任。2010年3月同校定年退職。著書に『子どもの才能を育む ―今も生きる福澤諭吉の子育てと教育―』(編著、現代語訳/泉文堂/2014年)などがある。『慶應義塾史事典』(慶應義塾大学出版会/2008年)編集委員

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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童蒙をしへ草 巻之1

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