一日一言「人との交流の道」
十二月五日 人との交流の道
広く人々を愛することを、思いやりという。思いやりは世の中で人々が親しみ合ううえでの道理である。たとえ心の良くない人でも、この心を忘れてはならない。人をあわれみ、助ける心を持ち、誰に対しても思いやる心をそこなってはならない。思いやりの心を持っているということは、自分の人格を高めるもので、広く人と接し、徳を持った人を自分から慕って親しく交際すべきである。これは荻生徂徠(江戸中期の儒学者)の教えである。
おもひやり。
(いいひとだけど、ほかのひとのことを、てんで気にもとめないような友だちは、ぼくは、いらない。自分で自分がいやにならないようにするためにいいひとでいるような友だちも、いらない。こわがりの友だちも、いらない。けっしてこわがらなくて、思いやり深いひとが、いい。)
── ホムサトフト(『ムーミン谷の十一月』)
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