何事も控え目にせよ。奥床しくせよ。
漱石続き。
言う人は知らず、知る人は言わず、余慶(よけい)な不慥(ふたし)かのことを喋々*1(ちょうちょう)するほど、見苦しきことなし。いわんや毒舌をや。何事も控え目にせよ。奥床しくせよ。むやみに遠慮せよとにはあらず、一言も時としては千金の価値あり。万巻(まんがん)の書もくだらぬことばかりならば糞紙(ふんし)に等し。
口の達者な輩は苦手だ。
「『日本旅券、嫌だった』蓮舫氏、朝日新聞で発言の過去(追記あり)」(アゴラ)
→ http://agora-web.jp/archives/2021343.html
「蓮舫氏は『二重国籍』より嘘が問題」(アゴラ)
→ http://agora-web.jp/archives/2021319.html
子のたまわく、
子のたまわく、巧言令色(こうげんれいしょく)鮮(すくな)し仁(じん)
(孔子様がおっしゃるよう、「口前(くちまえ)が上手で顔付(かおつき)をかざる人には、信実心がすくないものぞ」)
── 学而第一『新訳論語』(穂積重遠)
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*1:喋々する=しきりにしゃべる