滅びゆく日本へ

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滅びゆく日本へ: 福田恆存の言葉

　日本人が歴史と伝統を取り戻し、未来を切り拓くために ──

　人生論、平和論、国語問題、文芸批評、劇作、翻訳…戦後を代表する思想家が遺した膨大な著作から現代を生きていくための名言400を精選。

帯より。

• 私たちが欲してゐるのは、自己の自由ではない。自己の宿命である。

• 政治家に期待すべきは、内政、外交の政治的技術であつて、清潔や正直などといふ美徳ではない。

• 「民主主義」も「平和」も政治の原理である。生きかたの原理ではない。

• 歴史家は当事者と同じ「見えぬ目」を先ず持たねばならない。

• 幸福論は、不幸にたへる術を伝授するものであるはずだ。

• 確かなものが一つもない世界で唯一確かなことは、その確かなものが一つもないといふことだけだ。

──　福田恆存（『滅びゆく日本へ』）

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