”保守主義の父”
民主政において、多数者は少数者に対して最も残酷な抑圧を加えることができる。
1797年7月9日 エドマンド・バーク 没
過去の叡知を蔑ろにし、目先の破壊にカタルシスを得ようとする愚衆に異を唱える、”保守主義の父”。
箴言十選
- 自分の先祖を振り返って見ようとしない徒輩は、決して自分の後裔にも目を向けようとしないだろう。
- 完全な民主主義はこの世で最も厚顔無恥な代物であり、そして最も厚顔故に、最も恐れ知らずな代物だ。
- ”智慧を欠いた自由”とは一体何でしょうか。”美徳無き自由”とは一体何でしょうか。それらは全ての害悪の中で最大の害悪です。悪徳です。狂気です。
- デモクラシーは、暴政と、驚くほど共通点がある。
- 人民の迫害の下では、個々の受難者は暴君政治その他の政体よりもはるかにもっと悲惨な状態に苦しむ事になる。
- 全ての道徳的義務の実践についても社会というものの基礎についても、その理由や根拠が人々に明証されねばならないとの説に従うならば、世界はどうなるのだろう。
- 偏見は人間の美徳を習慣化する。
- 絶対的デモクラシーは、絶対君主制に劣らず、正統な統治の政体とは認めがたい。
- 水平化しようとする人間は決して平等をもたらさない。
- 深慮、熟考、先見の明などが百年もかかって建設できる以上のものを、怒りと逆上ならば僅か半時間で引き倒す。
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