一日一言「ブッダの徳」
クリスチャンである新渡戸稲造が語るところに懐の深さを感じるのである。四月八日 ブッダの徳
今日は仏の功徳を偲ぶ日であるが、釈迦が人のために自分を投げうって尽くした大恩は、いまさらながら大いに感謝すべきである。たとえ宗教は違っても、聖人が我々を導くためにした大きな事業は、歴史から消えることはなく、新たに思い起こしてブッダの徳を偲ぶべきである。彼によって幾多の疑問がとれ、幾多の迷いが解け、幾多の暗雲が晴らされたことであろう。
入りがたき草の戸ざしも秋風の
吹きはらふにぞ月は澄みける 〈宗良親王〉
世界が一つになる場合
異質的なものに対する理解と寛容ということ
これが絶対に必要だと思います
── 中村元『NHK映像ファイル あの人に会いたい「中村元」』より
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