知之爲知之、不知爲不知
机の前の日めくり論語より。
5日。
之(これ)を知るを之を知ると為し 知らざるを知らずと為す 是(こ)れ知るなり
子曰、由、誨女知之乎、知之為知之、不知為不知、是知也。
「子曰わく、由(ゆい)、女(なんじ)に之(これ)を知るを誨(おし)えんか。之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是(これ)知るなり」
── 為政第二
知らざるは知らざるとなして知ることは知るとなすこそ真に知るなれ
知っていることは知っていると言い、知らないことは、まだ知らないと、心にはっきりさせる。それが本当に知るということである。孔子が、門人の子路の知ったかぶりをたしなめたことば。
『會津藩校日新館』 http://www.nisshinkan.jp/
翁にも曰く、、
知らないことには二種ある。全く知らないことと、よく知らないことの二種である。人は全く知らないことでさえ、知ったかぶりして教えようとする。すこし知ることなら得意になってなお教えようとする。
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