NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

SUPERMOON

スーパームーン皆既月食 世界で観測」(NHK NEWS WEB)
 → http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150928/k10010251171000.html

満月がふだんよりも特に大きくそして明るく見えるいわゆる「スーパームーン」が地球の影にすべて隠れる、珍しい「皆既月食」が、アメリカやヨーロッパなどで観測され、33年ぶりの天体ショーに各地で歓声が上がりました。
月は地球の周りを僅かにだ円形の軌道で回っていて、地球に最も近づいたときの満月は、見かけの大きさがふだんよりも特に大きく、そして明るく見えるためスーパームーンとも呼ばれています。
そのスーパームーンが地球の影にすべて隠れてしまって赤黒く輝く皆既月食が、27日夜、アメリカやヨーロッパ、それにアフリカなどの各地で観測されました。
NASAアメリカ航空宇宙局によりますと、スーパームーン皆既月食は33年ぶりの珍しい現象で、このうち、フランス・パリのモンマルトルの丘には、少しでも高い場所から見ようと大勢の市民が集まりました。
訪れた男性は「月の谷などを詳しく観察することができた。月が食べられていくみたいで、現実の世界ではないようだ」と話していました。
また、南米のコロンビアでは、冷え込むなか家族連れなどが広場で望遠鏡をのぞき込んでいて、訪れた女性は「果てしない宇宙を感じることができた。自分が本当にちっぽけな存在に感じる」と話していました。
NASAによりますと、スーパームーン皆既月食を次に見ることができるのは、18年後の2033年になるということです。

「『スーパームーン』くっきり 地球に接近、満月の時期と重なる 」(日本経済新聞
 → http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28HEM_Y5A920C1CR8000/
「今年最後のスーパームーン皆既月食と重なる数十年に1度の現象も」(ロイター通信)
 → http://jp.reuters.com/article/2015/09/28/supermoon-idJPKCN0RS01I20150928
「ひときわ明るく大きく夜空に『スーパームーン』」(読売新聞)
 → http://www.yomiuri.co.jp/science/20150928-OYT1T50098.html

タルホ。

『見てきたことを云う人』


「きみはあの月も 星も あんなものが本当にあると思ってるのかい」
 とある夜ある人が云った
「うん そうだよ」
 自分がうなずくと
「ところがだまされているんだ あの天は実は黒いボール紙で そこに月や星形のブリキが貼りつけてあるだけさ」
「じゃ月や星はどういうわけで動くんかい」
 自分が問いかえすと
「そこがきみ からくりさ」
 その人はこう云ってカラカラと笑った 気がつくとたれもいなかったので オヤと思って上を仰ぐと 縄梯子の端がスルスルと星空へ消えて行った

 ではグッドナイト! お寝(やす)みなさい 今晩のあなたの夢はきっといつもとは違うでしょう

── 稲垣足穂『一千一秒物語』

一千一秒物語』(松岡正剛の千夜千冊) http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0879.html
一千一秒物語 (新潮文庫)

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一千一秒物語

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