NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

時間は夢を裏切らない。

「【産経抄】油井艦長の夢 7月22日」(産經新聞
 → http://www.sankei.com/column/news/150722/clm1507220004-n1.html

 漫画家の松本零士さん(77)の父親は、旧陸軍の戦闘機のパイロットだった。「夜間飛行は、星の海を飛んでいるみたいだ」と聞かされたことがある。小学2年のとき、星空を眺めながら交わした、こんな会話も覚えている。「火星人はいるだろうか」「いるかもしれん」。

 宇宙への想像力をかき立てられた松本さんは早速、火星人が登場する初めての作品を完成させた。デビューから60年以上たつ松本さんによると、宇宙を舞台にしたSF漫画で描いてきた出来事が、次々に現実のものとなっている。ただ、自らが宇宙船に乗って火星に到達する夢だけは、実現していない。

 航空自衛隊のパイロットだった油井亀美也(ゆい・きみや)さん(45)は、千曲川の源流にある長野県川上村に生まれた。美しい星空を天体望遠鏡で眺めるのが、何より好きな少年だった。宇宙飛行士になるという、幼い頃からの夢がまもなくかなう。

 油井さんが乗り込むロシアのソユーズ宇宙船は明日23日、カザフスタンの宇宙基地から打ち上げられる。米露の飛行士2人とともに、国際宇宙ステーション(ISS)に向かう。ISSでは現在、将来の火星有人飛行を見据えて、さまざまな実験が行われている。

 小学校の卒業文集にいつか「火星に行く」と書いた油井さんも、約半年間の滞在中、火星上空から地上に降ろすロボットの遠隔操作の実験などに参加する予定だ。油井さんはかつて小紙の取材に、日本独自の有人宇宙船が開発されたら、ぜひ操縦したい、との意欲も語っていた。

 松本さんの代表作の一つ「宇宙戦艦ヤマト」の沖田艦長は、憧れていた父親をモデルにしたそうだ。火星に向かう「日の丸宇宙船」の油井船長は、SFではなく、ぜひ、この目で見届けたい。

時間は・・・

時間は夢を裏切らない・・・

時間は決して僕の夢を裏切らない・・・

って・・・そう信じてたんだ

だから

僕の夢も時間を裏切ってはならない 義務がある!!

そう信じて何が何でも・・・

── 星野鉄郎(『銀河鉄道999』『未来軌道』)

松本零士 未来へ翔び立つ名言集~ヤマト・999の言葉たち

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