NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

4 Ways Traveling the World Makes You a Better Person

「世界を旅することで得られる、4つの人間的成長」(ライフハッカー
 → http://www.lifehacker.jp/2015/05/150513_traveling_world.html

瞑想やエクササイズ、日記をつけるなど、自己啓発の手段はさまざまですが、旅もそのうちの一つです。


あなたは旅の素晴らしさを知っていますか?
旅をすることが私の人生に一番大きな影響を与えました。2008年から世界中を旅していますが、間違いなく、旅を通して得られた経験のおかげで私は人間的に成長できました。それだけでなく、信じられないぐらい楽しくてやりがいもありました。
旅をするのに言い訳は必要ないかもしれませんが、私がどうしても旅に出ざるを得なくなるいくつかの理由を提供しましょう。世界を旅することで得ることができる4つの人間的な成長をご紹介します。


1. 旅は忍耐を教えてくれる

「忍耐は苦しいが、その果実は甘い」- ジャン=ジャック・ルソー
美術館に入るためや飛行機に乗るために列に並ぶ。長時間バスに乗ることに耐える。しつこい物売りに対処する。こうした体験にはどんな共通性があるでしょうか? 全部頻繁に旅をする人はよく経験することばかりです。そしてどれも対処するのに忍耐を要します。旅をすると、こうしたことに対して動じなくなります。イライラしたところで結果は同じだからです。だから忍耐強くなることを学ぶわけです。
私自身、ナイアガラとコスタリカを隔てる国境で5時間も待機するという体験をした今となっては、数分の交通渋滞ぐらいでは動じません。また、トルコ人の物売りが次から次へと変な物を売りつけようとしてくるのを断る体験をしたので、たまに野次られても腹も立ちません。旅ほど私の忍耐力を強化してくれたものはありません。


2. 旅は感謝の気持ちを教えてくれる

「感謝は人生を豊かにする。今あるもので十分になるからだ」- メロディ・ビーティー
旅ほど自分の出身地や今現在自分の周囲にあるものに感謝させてくれるものはありません。それは、旅先でお気に入りのブランドのピーナツバターが食べられなくて物足りなく感じるという単純なことであったり、多くの人に比べて自分がいかに快適な環境で育ったかを実感するような深い話であったりもします。感謝は力強い感情なので、それを実践すると人生に大変ポジティブな影響を与えます。
何年か前に、私はナイアガラの小学校で3カ月間ボランティア活動をしました。そこにいる子供たちは物質的には満たされていませんでしたが、笑顔と前向きなマインドがたっぷりありました。これほどまでになにもない環境で幸福に生きている姿を見て、私は自分の身の回りのものに以前より感謝するようになりました。そしてそれは、私の周りの人たちの人生まで明るくしたのでした。


3. 旅は内省につながる

「世の中が必要としているものを探し求めるのではなくて、自分がイキイキできるものを見つけてください。なぜならば、世の中が必要としているのはイキイキした人々なのですから」- ハワード・サーマン
自分の潜在的可能性を最大限に発揮する生き方をしているときに、人はベストの状態になります。そして、旅は自分の潜在的能力を明らかにしてくれることがあります。旅をしているときは、自分がなりたいと思う人間になれるのです。自分が本当はどういう人間なのかわかることも多いです。もしかしたら今のパートナーは自分とは合わない人なのかもしれません。あるいは、自分の天職はヨガの先生になることなのだと気づくかもしれません。
振り返ってみると、私が人生の転機を迎えたのは、いつも旅をしているときでした。旅を人生の中心に置きたいと思ったのは、2005年に東アフリカでボランティアをしているときです。また、自分は文筆業を生業とすべきだと思ったのは韓国で英語を教えているときです(その頃は自分の体験をブログで書くこともしていました)。長く続いた恋人との関係を終わりにしなければならないと気づいたのは、独りで東海岸をドライブしていたときでした。自分にとって本物の人生を生きることで、間違いなく私は人間として成長できました。


4. 旅は心を開かせてくれる

「旅は偏見、頑迷、狭量をなくしてくれる」- マーク・トウェイン
勝手な思い込みをするのは簡単ですが、他人との違いを理解するのは難しいことです。自分以外の人間や場所について学ぶには、実際に訪れたり人と知り合ったりとか、自分で体験してみることが一番です。未知の環境に身を置くと、自分との共通点を発見できるだけでなく、他人の自分とは違う点を評価することもできるようになります。
私は人口2500人の小さな町で育ちました。もし旅をしていなかったら、今頃どんな考えを持った人間になっていたかわかりません。とても多くの思い込みをしていたはずです。今ならそれがわかります。国境を越えて友人をつくることもなかったでしょうし、異文化を学ぶこともなかったでしょう。そしてこれが一番重要ですが、世の中がどれほど素晴らしくて美しいものであるかを知らずにいたでしょう。
忍耐、感謝、自己認識、開かれた心。これらの共通点は何でしょうか。
それはすべての人間が備えている素晴らしい資質です。世界を旅することでこうした資質を育むことができるのです。
旅をすることや海外でボランティアをすることが一番大きな影響を与えてくれますが、近くの知らない地域や都市を訪れてみるのも同じような効果を生むことでしょう。自分のコンフォート・ゾーン(快適な領域)から飛び出して、新しい考え方や人々や場所に接することで、人は成長を経験できるのです。
そして、成長することでしか人格の向上はできないのです。


4 Ways Traveling the World Makes You a Better Person|PickTheBrain


「若き日に旅をせずば、老いての日になにを語る」

── ゲーテ 

旅人 開高健

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