NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

運動日

今夜は久方ぶりのフットサル。

走って走って、デトックス。


閑話休題


教科書問題。

日本人は戦争を「道徳」で考え、「個人の良心のレベル」で答えを出そうとする。これはほとんど宗教である。

── 日下公人(『人間はなぜ戦争をやめられないのか』)


昨日の産経コラム『浪花風』より。
「【浪速風】またミスリードするのか 教科書検定報道」(産経新聞
 → http://www.sankei.com/west/news/150408/wst1504080029-n1.html

 昨7日の朝刊各紙はそろって教科書検定を大きく取り上げた。中学校の社会科の全教科書で、竹島尖閣諸島が「日本の領土」と明記された。政府見解を尊重する記述を求めた新しい検定基準に基づく。産経と読売は妥当な結果と評価したが、朝日、毎日は違った。

 社説で「教科書は、国の広報誌であってはならない」(朝日)、「部分的にだが、それは『国定教科書』的性格を帯びたといえないだろうか」(毎日)と主張する。領有権をめぐって争いがあるのに一方的だ、と言いたいのだろうか。だが、竹島尖閣諸島がわが国の固有の領土であることに疑いはない。

 教科書検定に韓国、中国は反発しているが、韓国が竹島を不法占拠し、中国が尖閣諸島の周辺で領海侵犯を繰り返している事実をこそ教えるべきなのだ。そこから領土への理解が深まる。修正されたが、以前の教科書には「従軍慰安婦」や「強制連行」の記述が見られた。ミスリードしたのは誰かを問いたい。

『2015年04月07日(Tue) 188,888km』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20150407


賢人に曰く、、、

 では、「反省」派の人たちに問いたい。あなたは何を反省しているのか。第二次大戦の実際を知らなくては反省もできないではないか。「不戦決意」派の人にも聞きたい。あなたはどうすれば戦争を防げるか研究したことがあるか。「謝罪」派の人にも問いたい。日本は何をしたか、何をしていないか。それを「日本国家」と「日本軍」と「日本人一般」と「日本人の一部」に分けて考えてみたことがあるか。五〇年前の世界の常識はどんなものだったのか、それを知った上での謝罪でなければ値打ちがない。
 それから日本の侵略戦争が一番最近で、最後だから罪が重いのと考えている人がいるが、それは本当かどうか。

── 日下公人(『人間はなぜ戦争をやめられないのか』)