日本はどんな手助けの労も厭わない。
昭和18年(1943)4月18日 山本五十六 没
やってみせ 言って聞かせて させてみせ
ほめてやらねば 人は動かじ
話し合い 耳を傾け 承認し
任せてやらねば 人は育たず
やっている 姿を感謝で見守って
信頼せねば 人は実らず
── 山本五十六
「山本五十六の命日、長岡市で法要」(新潟日報)
→ http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20140418107238.html
「防災歳時記4月18日 山本五十六とニミッツ 二人の名提督」(ハザードラボ)
→ http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/5/6/5633.html
- 作者: 阿川弘之
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閑話休題。
「【産経抄】逃げた船長 4月18日」(産経新聞)
→ http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140418/dst14041803060001-n1.htm
沈没する船と、運命を共にしなければならないのですか? 船長が今でもよく受ける質問だという。確かに戦時中の艦船だけでなく、かつては商船の船長の殉職も少なくなかった。
現在の法律では、「最後の離船」は、船長の義務ではない。とはいえ、船内の最高責任者であり、すべての責任を負う立場は同じだ。ひとたび海難事件が起これば、すべての乗客の退避を確かめてから船を離れるのが、当然とされる。
1912年に北大西洋で沈んだ「タイタニック号」の船長も、救命ボートに乗ることはなかった。それからちょうど100年後にイタリア中部沖合で起きた大型客船「コスタ・コンコルディア号」の座礁事故では、船長は正反対の行動を取った。
乗員乗客を置き去りにして船外に脱出し、沿岸警備隊の「船に戻れ」との指示にも従わなかった。この事故では、32人が死亡・行方不明となり、過失致死罪などで起訴された船長の裁判は、今も続いている。
韓国南西部の珍島付近で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故は、救助が難航しているもようだ。修学旅行中だった高校生ら多くの乗客が、船内に閉じ込められているとみられ、韓国で史上最悪規模の船舶事故となる恐れがある。にもかかわらず、船長や航海士らは、すでに救助されているという。
船長がどんな言い訳をしているのか不明だが、生存者からは避難指示の遅れを指摘する声が上がっている。安否不明者の集計のミスなど、政府の対応にも不手際が目立つ。乗客の家族の悲嘆と怒りの大きさは、テレビ画面を通して、ひしひしと伝わってくる。朴槿恵大統領は、「反日」にかまけている場合ではない。協力要請さえあれば、日本はどんな手助けの労も厭(いと)わない。
「防衛相「要請あれば自衛隊派遣」 韓国船沈没事故で 」(日本経済新聞)
→ http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1801E_Y4A410C1CC0000/
「韓国の旅客船沈没、支援要請あれば自衛隊を派遣=小野寺防衛相」(ロイター通信)
→ http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA3H01N20140418
小野寺五典防衛相は18日の会見で、韓国の旅客船が沈没したことについて、支援要請があれば自衛隊の派遣が可能な状態であることを明らかにした。
現時点で韓国から具体的な要請はないが、長崎県佐世保の掃海艇2隻、山口県下関の掃海艇1隻、広島県呉の掃海母艦1隻のほか、多数のダイバーの派遣が可能だという。
小野寺防衛相は「自衛隊としても掃海艇やダイバーの派遣など、できるかぎりの支援を考えている。要請があれば速やかに対応したい」と語った。
子のたまわく、「義を見て為さざるは勇無きなり」と。
「反日」にかまけている場合ではない。協力要請さえあれば、日本はどんな手助けの労も厭(いと)わない。
── 産経抄(『逃げた船長 4月18日』)