2014-03-17 見上げてごらん 雲をりをり 人をやすめる 月見かな ── 芭蕉見上げてごらん 夜になったら、星をながめておくれよ。ぼくんちは、とてもちっぽけだから、どこにぼくの星があるのか、君に見せるわけにはいかないんだ。だけど、そのほうがいいよ。きみは、ぼくの星を、星のうちの、どれか一つだと思ってながめるからね。すると、きみは、どの星も、ながめるのがすきになるよ。星がみんな、きみの友だちになるわけさ。 ── サン=テグジュペリ(『星の王子さま』)