北海道に移り住んだ人が感じること
「【あるある】本州から北海道に移り住んだ人が感じること30選」(ロケットニュース24)
→ http://rocketnews24.com/2014/03/05/418938/
北の大地、北海道。本州と北海道では、気候をはじめさまざまな違いがある。そして、本州から北海道に移り住むと、それらの違いが新鮮にして驚きに満ちたものに感じられるだろう。
私自身もそんな経験をした1人。今回は、本州から北海道に移り住んだ人が感じること、やってしまうことの中から30個を、完全なる独断と偏見で選んでみた。
【本州から北海道に住むと、感じること、やりがちなこと30選】
- とにかくセイコーマートが多い
- 名産品でなくても、大体何食べてもおいしい
- 特に魚介類のウマさは圧倒的
- スーパーで売られているパックの寿司や屋台のトウモロコシでも、驚くほどウマい
- 観光客向けの店でない限り、大体安い
- 最初はラーメンの麺が縮れていることに抵抗があるが、そのうち縮れ麺ではないと食べ応えを感じなくなる
- 段々スープカレーにはまっていき、気づけば病み付きになっている
- 「なまら」は移り住んですぐに覚える。「わや」はしばらくしてから覚える
- 「したっけ」は、道産子でなくても使いやすい
- 暖房器具が充実しているため、室内は本州より暖かい
- 雪が降っている時はそれほど寒くない。むしろ、青空が広がっている時の方が寒いと気づく
- 最初の冬は、めちゃくちゃに転ぶ
- 慣れてくるとそのうち転ばなくなるが、それでも毎年1回は必ず転ぶ
- 吹雪の日に歩かなくてはいけない時は、途中のコンビニで暖まりながら進む
- 最初は、「最高気温が氷点下ってどういうこと?」「水道凍結注意ってどういうこと?」と天気予報を見て1人突っ込む
- そのうち、冬は氷点下が当たり前になる。むしろ、気温が0度より上がったがために、道路上の雪が中途半端にとけてシャーベット状になる方がイヤ
- 雪がとけた後に初めて乗るチャリの爽快感は格別
- 初夏に郊外をドライブする爽快感も格別
- たとえ道内の旅行でも、運転時間が長過ぎて、目的地に着いた時には出発時のテンションが半減していることはよくある
- 4~5月になると、毎年1回以上はジンギスカンを食べないと気が済まなくなる
- 梅雨がないことに感動する
- 北海道に住む前は、「登別」と言えば温泉程度のイメージしかないが、実際に住むと「登別」と言えばアレしかなくなる
- アレを実際に見に行くと、愛想よくエサをねだるところが逆に怖い
- 夏にクーラーが要らないことに感動する
- ただし、夏場に数日だけある寝苦しい夜は、ちょっと大変
- 夏に出るゴキブリが、北海道にはいないことに感動する
- 実は、北海道にもゴキブリはごく一部ながら生息していることを知り、「マジかよ」という気分になる
- 台風が来ても「どうせ途中でそれるか、勢力が弱まっているから、大したことにはならないはず」と高をくくるようになる
- 秋が短すぎる
- 夜中に除雪車の音が聞こえると、冬になった実感がこみ上げてくる
日本を出て、初めて日本の良さを知るのと同様に、北海道を出て初めて北海道の良さを知る。
愛国心であり、愛郷心である。
福田恒存にも曰く、
物の中にはそれを造った人の心、それを所有し、使用している人の心が生きている。たとえば、親にとっての死児の遺品は決して単なる物とは言えない。自分の子供が愛玩していたおもちゃは、遺された親にとって、子供の心と自分の心とがそこで出会う場所であり、通い路なのであり、随(したが)って、それは心の棲家(すみか)なのであります。自分自身の所有品についても、自分が長年の間使って来た、つまり付き合って来た品物は事のほか愛着を覚え、吾々はそれを単なる物として見過ごす事は出来ないのです。消しゴムや小刀の様な些末(さまつ)なものですら、そしてそれがもう使うに堪えなくなったものでも、むげに捨て去る気にはなかなか成れないものです。この「こだわり」を「けち」と混同してはなりません。それはその物の中に籠(こ)められている自分の過去の生活を惜しむ気持ちであって、吾々はその物を捨てる事によって自分の肉体の一分が傷付けられ切り落とされる痛みを感じるのであります。
ましてその物が、自分が生まれた時から暮して来た家、子供の頃に登った柿の木、周囲の山や川、そういうものともなれば、なおさら強い愛着を感じ、自分の肉体の一部どころか、時にはそれが自分の命そのものに等しい感じを懐くのであって、それを私達は「命よりも大事な」とか「命の次に大切な」という言葉で表現しているのです。そうした自然、風物、建物に対する愛情が愛郷心、愛国心の根幹を成すものではないでしょうか。
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