NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

「とびきり幸せな人が心がけている7つの習慣」

「とびきり幸せな人が心がけている7つの習慣」(lifehacker)
 → http://www.lifehacker.jp/2014/03/140301happiness.html

私たちはつい、繰り返す毎日の中で、森を見て木を見ないことがあります。小さくてシンプルだけど、あなたの幸せに大きな影響を与える大切なことを、見逃してしまうのです。

幸いなことに、直感に頼る以外の方法で幸せ度をアップするための行動に関して、様々な研究が行われています。この記事では、数ある研究結果のうち、実践的なものを抜粋して紹介しましょう。


1. 忙しく、でも慌ただしくなく

ある研究によると、「慌ただしい」状態は悲劇を招くのだそう。だからと言って何もしなければいいかというと、残念ながらそうではありません。やることがない状態も大きな損失をもたらすという研究結果が、たくさん出ているのです。

心地よいペースで生産的な生活を送っていれば、それでいいのです。つまり、コンフォートゾーンを広げることを心がける必要があるけれど、手に負えないほどには広げないほうがいいということ。言うは易しかもしれませんが、それが理想であることは間違いありません。

仕事が忙しいと感じているあなたは、あまり興味のないことに「Yes」と言ってしまってませんか? 心の底から「喜んで!」という言葉が出てくるほどやりたいものでなければ、「No」と言うことが大事です。もちろん、義務は誰にでもあります。でも、心地よいペースを保てるのは、ほとんどのことに「No」と言えて、本当にやりたいことだけに「Yes」と言える人だけなのです。


2. 親友を5人持つ

親しい人が数人いる人は幸せ度が高く、質の高い人生を長く送れることが研究で明らかにされています。親友は、何にも代えがたい大切なものなのです。ではなぜ5人なのか? たくさんの研究結果を平均すると、5人ぐらいがちょうどよさそうだったからです。『Finding Flow』という本から抜粋します。

全国調査の結果、大事な問題を話し合える友人が5人以上いる人は、「非常に幸せ」と答える確率が60%高い傾向が見られました。

ここでは、数字はそんなに重要ではありません。大事なのは、大切な関係を築くための努力。どんなに親密な関係でもいずれは消滅してしまうという研究もありますが、私たちは常に誰かと親密な関係を保っている必要があります。ですから、関係の消滅をあたりまえのことだと思ってはいけません。親友との絆は、会うことで深まり、同時にあなたの幸せ度もアップするのです。親友とは2週間に1回ぐらい会うのがちょうどいいという研究結果もあります。


3. 幸せを外的事象に結びつけない

謙遜とは、自分を小さく見せることではなく、あまり自分のことを考えないことである。
C. S. ルイス

自尊心は、トリッキーな野獣です。自信を持つにはいいかもしれませんが、多くの研究によって、外的成功に向けられた自尊心は、かなり気まぐれであることが示されています。例えば、成績に対する自尊心を持つ学生は、入試の合格通知を受け取っても少ししか喜ばないけれど、不合格通知を受け取ったら激しく落ち込みます。

外的事象と幸せを結びつけてしまうと、失敗を避けるための予防線を張ってばかりになってしまいます。「失敗したって大丈夫。だってボクは、それに挑戦したわけではないんだから」とばかりに。重要なのは、C.S.ルイスが言うように、自分のことをあまり考えないようにすることで、自尊心と外的信号を結びつけないことかもしれません。


4. 運動する

ここでは冗長な見出しは付けません。ほかに付け加えることもありませんから。どんなに運動が嫌いでも、がんばって続ければ必ず気分がよくなります。多少時間はかかるかもしれませんが、ボディイメージも改善します。やがて、最初の山を乗り越えたとき、「エクササイズ・ハイ」(運動による快感)を感じられるようになるでしょう。エンドルフィンが分泌されるこの状態は中毒作用を持ち、同等の快楽を得るためには、より多くの運動が必要になります。

ですから、運動を定期的な習慣にしてください。内容は何でも構いませんが、必ず何かしらの運動が必要です。


5. 習熟のストレスを受け入れる

幸せな人は概して、「その人なりの強み」を持っているものです。たとえ学習過程は辛かったとしても、少なくとも1つの分野には精通しているのです。

スキルを習熟するためのストレスが想像を超えることはまずないという研究結果もあります。熟練に至るプロセスはストレスをもたらしますが、その日を後で振り返ると、充実感と満足感を感じられるというのです。

『Adventure Time』というマンガに、「何かを上達するための第一歩は、ヘタでも始めること」という有名なセリフがあります。そう、もがき苦しむことが、進歩の証しなのです。何かを習熟する満足感は、そのプロセスで感じる短期的なストレスを大きく上回ります。


6. 体験への投資を惜しまない

とびきり幸せな人たちは、物質的な物への出費には慎重ですが、体験への投資は惜しみません。「体験を買うこと」で、私たちは幸せになりやすいという研究もあります。実際、物質的な物を買うよりも体験を買う方が、購入者の幸せ度が高まることが多くの研究で示されています。

その理由について、文献を参考に考察してみます。


1. 体験は時とともに熟成される
体験は、ワインと同じように時とともに熟成されるもの。だんだん価値が下がっていく物質的な物に比べて、ずっと長持ちします。


2. 体験は何度でも繰り返せる
体験は、物質的な物よりもよく思い出されるという研究結果があります。きっとあなたも、初めて買った登山靴よりも、初めて行ったハイキングを思い出すことの方が多いのではないでしょうか。


3. 体験はユニークである
多くの人は否定したがりますが、私たち人類は、常に自分を誰かと比較しているものです。比較はあまり気持ちのいいものではありませんが、ユニークな体験がその免疫になることもよくあります。あなたが夫婦で行ったイタリア旅行とまったく同じ体験をしている人は、世界中のどこにもいないのです。


4. 体験に慣れてしまうまでには時間がかかる
消費者研究から、体験に「慣れる」には時間がかかると言われています。素晴らしい演劇/ディナー/バケーションから帰ってきてすぐ、エネルギーを感じたり、気持ちがリフレッシュしたり、何らかの違いを感じることがあるでしょう。あの感覚は、物質的な物ではなかなか体験できるものではありません。


5. 体験は社会的である
人類は社会的な生き物です。独房での監禁は、精神に悪影響があるという理由で「残忍かつ異常な」刑罰に分類されることが多いのをご存知ですか? 体験は、私たちをコンフォートゾーンの外に連れ出してくれます。そこで私たちは、幸せになるために必要な、親密な関係を手に入れることができるのです。


7. 自分の心の声に耳を傾ける

これは科学的というよりは、事例的な話です。でも、ひょっとしたら一番大切なことかもしれません。

Guardian誌がホスピスの看護師に「死ぬ前の後悔トップ5」をインタビューしたところ、自分の夢に忠実でなかったことを後悔する人が多かったそう。

これが一番多い後悔でした。人は、人生が終わりに近づき我が身を振り返るとき、実現できなかった夢を数えるのです。ほとんどの人が、夢の半分も実現できなかったことに気づき、それが自分の選択の結果、または選択しなかった結果であることを知ります。失って初めて、自分に自由をもたらしてくれていたのは健康だったことに気づくのです。

1週間は7日あります。でも、「いつか」はその中には含まれないのです。


7 Habits of Incredibly Happy People|99u