一日一言「中根東里の壁書(1)」
三月一日 中根東里の壁書(1)
- 人の過ちを責めてはいけない。また自分の手柄を得意になって自慢してはならない。
- 病は口から入ってくるものが多いが、禍は口から出る言葉が招くものが多い。
- 他人に施した見返りを期待してはならないし、自分が受けた恩はこれを忘れてはならない。
- よそでの出来事や自分の評価は自分の知徳を磨く助けとなる。自分の気がかりなことには自分の心を磨きなさい。
- 水だけ飲んでいてもこれを楽しむ者もいれば、美しい衣を着ていても嘆き悲しむ者もいて何事も気の持ちようである。
- 朗報は待たなければならないし、過ぎ去ったことをいつまでも悔やんでいてはならない。
- 他人の忠告にはややもすれば反抗するが、その忠告は往々にして聞き入れがたい。自分のために良薬は口に苦し。
これは中根東里の教えである。
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