笑顔で過ごした半年間
「“最期”を精一杯妻に捧げた夫、末期がん宣告から笑顔で過ごした半年間。」(Narinari.com)
→ http://www.narinari.com/Nd/20140224935.html
2013年4月、英国のある男性は26歳にして末期がんと診断され、人生の終わりを迎える覚悟を決めなければならなかった。それは交際していた女性と彼女の4人の子どもたちと共に、幸せな毎日を過ごしていた中での出来事。しかし、突然目の前に迫った死期を受け入れた彼は、それまでに数々聞いてきた彼女の希望を生きている間に出来るだけ叶えようと考え、結婚式から亡くなるまでの半年間、妻となった彼女と子どもたちに素晴らしい出来事を次々と提供し続けたという。
英放送局BBCや英紙デイリー・メールなどによると、この男性は英南西部の街マーサー・ティドビルで今年1月に亡くなったクリス・プライスさん。彼は、10代の頃から知り合いだった29歳の妻セリさんと2012年1月に交際を始め、将来を話し合うなど関係を深めていった。ところが交際開始から3か月後、「10年以上医者にかからなかった」ほど健康だったクリスさんは、「胃に痛みを感じて」診察を受けてみると食道にがんが見つかり、8時間に及ぶ手術を受けて胃の一部を切除。ただ、手術により命を落とす危険は無くなったと医者から報告を受け、2人は再び輝かしい未来を目指せるかに思われた。
ところが、それから1年経った2013年4月の検査で、肺と肝臓に転移したと見られるがんが発見され、医者は「治療法はない」と診断。突然人生の最期が目の前に控えている事実を認識しなくてはならないときを迎えた。化学療法で多少の延命を見込めるにしても、自分に残された時間はあとわずか。それから彼は塞ぎ込むのではなく、積極的に恋人を幸せにするために動き始めたという。
「望んだものをすべてあげる」。そうセリさんに約束した彼は、手始めに昨年7月に結婚式を挙げた。そして、9歳と6歳の3つ子、計4人の彼女の子どもを連れてディズニーランド・パリへの旅行に出かけると、数週間後には妻の希望だったニューヨーク旅行にも出かけ、彼女が欲しがっていた高価なブーツやハンドバッグも購入。時間がないと気づいてから、次々と家族旅行を予約し出したというクリスさん。彼女の誕生日に合わせて、ラスベガスへの旅行計画も立てていた。
しかし、ラスベガス旅行を前に、精一杯妻のために人生残りの時間を捧げ続けた彼は今年1月、セリさんの腕の中で天国へと旅立ち、半年前に結婚式を挙げた教会で葬式が執り行われた。旅行以外にもたくさんの素晴らしい思い出が作れたようで、「私たちはこの6か月でたくさんのことをした」と振り返るセリさん。その間、彼はずっと自分の死について口を開かず、死を迎える直前にも、彼女や子どもたちが幸せそうにしている姿を見たがっていたそうだ。
今はまだ「彼がいないのはとても寂しい」との心境を漏らすセリさん。ただ、現実を受け入れ「とても不思議な」彼との6か月間を過ごせたおかげで、たくさんの思い出という財産ができ、「後悔はない」とも話しており、妻と子どもたちの心には今後の大きな支えとなるであろうクリスさんの想いがしっかりと残されたようだ。
「2012年02月06日(Mon) 『死ぬ前に語られる後悔』」 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20120206
1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」
2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」
3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」
4. 「友人関係を続けていれば良かった」
5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」
「2013年12月21日(Sat) 『死ぬ前に後悔する7つのこと』 」 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20131221
1. 「世間の目を気にせずに生きるべきだった」
2. 「人生の目的をもっと早くに見つけていたら…」
3. 「もっとリスクを負うべきだった」
4. 「もっと自分を気遣うべきだった」
5. 「もっと人を愛してやるべきだった」
6. 「もっと多くの人に関わるべきだった」
7. 「もっとよいパートナー/親であるべきだった」
誰でも皆、死ぬことは分かっているのに。
それは明日かもしれないし、明後日かもしれないし、来年かもしれない。
月並みだけれども、悔いの無いように。
誰でも。悲しい場所へ向かっているの。 それでも生きていけるのは、時々楽しい場所があるからよ。
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