『幸福学』 ”HAPPY MONEY”
NHKの『白熱教室』シリーズが面白い。
→ http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/
今月は『幸福学』。
「2014年01月03日(Fri) 『幸福学』」 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20140103
今回は「お金と幸福」。
「第1回『お金はあなたを幸せにしますか?』」(NHK)
→ http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/happy/140110.html
備忘録
ブリティッシュ・コロンビア大学、エリザベス・ダン博士。
経済的な豊かさと、幸せとの関係は考えられているほど大きくは無い。
どうお金を使ったら幸せになれるのか?
お金から幸せを得るには「消費とは全く反対のことをすべき」である。
お金の使い方3原則
- 経験を買う
- ご褒美化
- 他者への投資
経験を買う
「経験」にお金を使う方が幸福度が高い。(旅行やご馳走の方が、モノを買うより幸せを感じる。)
物質的満足と幸福度は同じではない。「したことよりも しなかったことのほうが 20年後に後悔することになる」(マーク・トウェイン)
支出の面で人が最も後悔しているのは、お金を使わずに逃した経験である。対照的に物質は購入して後悔することが多くなっている。
物質は人と比較出来るが、経験は比較出来るものではない。経験を買うという価値。
「経験」は人の幸福感に長い間影響を与える。
モノを買うより経験を買う方が、より幸福感を得やすい。
その理由は、「記憶に残り、自分だけの個性を感じ、他人と社会的価値を共有する事」にある。
ご褒美化
「楽しみを与えすぎると感謝しなくなる」。
人は初めは喜んでいたものも、何度も繰り返されると当たり前に感じ、慣れて感謝の念が薄くなっていく。
「贅沢」が人間の幸福度を下げる。
ビッグ・ベン問題(ロンドンに住む者は、ビッグ・ベンには行かない。いつでも行ける場所にはなかなか行かない。人はいつでも手に入るモノに価値を見出さないものである。)
楽しみを味わうチャンスが限られてくると、人はより経験に積極的になる。
新しい見方だったり、中断を挟んだり、消費を控えたりすることで、好きなモノをご褒美化し楽しみを膨らませる事が出来る。
節制した方がより楽しみが増える。ときに贅沢は幸福の妨げになる。
他者への投資
人の為にお金を使う事、これは幸せをお金で買う最も優れた方法である。
「与える喜び」は人間の生まれ持った性質である。
まとめ
- モノを買うより経験を買う方がより大きな幸福感を得られる。(経験を買う)
- 好きなモノは控えめにし、それをとっておきのご褒美にする。(ご褒美化)
- 人の為にお金を使うのは、幸せを得る最良の方法の一つである。(他者への投資)
『2014年01月03日(Fri) 『幸福学』』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20140103