NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

中秋の名月

名月の 大きく出たり 屋根の上

── 子規 


1902年(明治35年)9月19日)正岡子規


「今宵は中秋の名月 2010年代最後の"満月"を愛でよう」(ハザードラボ)
 → http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/0/3027.html

19日は「中秋の名月」。月見を楽しむ代名詞のように思われがちだが、実は今年を逃すと、2021年まで中秋の名月に"満月"は見られない。19日は全国的に晴れの地域が多く、天文ファンならずとも月を愛でる夜になりそうだ。

中秋の名月は、3ヶ月ごとに四季が巡る旧暦で、秋にあたる7~9月の真ん中の8月の、さらに真ん中の15日の夜の月を指す。新月を月の始めとする旧暦では、月の半ばに満月を迎えるため、十五夜の月は満月と考えられてきた。

ところが、実際の月の満ち欠けの周期は約29.5日で、1ヶ月を29日か30日間とする旧暦では微妙なズレが生じ、中秋の名月に満月ではないことがしばしばあるという。ここ数年はたまたま満月だったが、2010年代では今年が最後のチャンスだ。

東京・六本木ヒルズでは屋上で観月会が催されたり、東京タワーでは外階段を特別開放したり、"月見商戦"も活発になっている。

気象庁によると、19日夜は雨の予報の沖縄を除き、全国的に星空が広がる地域が多いとみられる。秋の夜長、団子を片手にゆったり夜空を見上げてみてはいかがだろうか。

「満月の中秋の名月 次は8年後」(日本気象協会)
 → http://www.tenki.jp/forecaster/diary/yosh_ika/2013/09/19/1171.html
「『中秋の名月』 広い地域でお月見日和となりました。」(FNN)
 → http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00254232.html



今宵は月下の琴似で走る走る。