古きよき日本
「古きよき日本の風景! 地方村落の昔ながらの結婚式を収めた動画があまりに美しい」(Pouch)
→ http://youpouch.com/2013/01/23/101122/
いま風の結婚式といえば、ホテルで華やかに、盛大に? それとも、ゲストハウスを借り切ってお洒落なパーティーをしたり?今回ご紹介するのは、昨年結婚したあるカップルの、結婚式の様子を収めた動画。ふたりが住むのは長野県小谷村の大網地区。人口の7割が65歳以上を占めるという限界集落です。
この地で行われた結婚式。きっと、昔からずっとこのように続いてきたのでしょう。会場の装飾は手作り、料理は地元のおばちゃんたちが作ったもの。道行く新郎新婦に近所の人たちが笑顔で声をかけ、村の男衆が姫川太鼓で祝福します。
けっして派手派手しいものではありません。でも、だからこそ祝福する人たち、ふたりの笑顔や決意がまっすぐに観る者の心に響いてくるのです。
そして、動画の中に出てくる自然の景色、神社の鳥居、新婦の白無垢姿など、そのどれもが日本的で本当に美しい! まるで昔の日本映画の1シーン1シーンを観ているよう。
小さな村の昔ながらの結婚式。古きよき日本の風景がここにはあります。どうぞひとりでも多くの皆さんに、この心温まる動画を観ていただけますように。
日本はなぜ西洋と優劣を競はねばならないのか。日本人が日本を愛するのは、日本が他国より秀れてをり正しい道を歩んで来たからではない。それは日本の歴史やその民族性が日本人にとつて宿命だからである。
人々が愛国心の復活を願ふならば、その基は宿命感に求めるべきであつて、優劣を問題にすべきではない。日本は西洋より優れてゐると説く愛国的啓蒙家は、その逆を説いて来た売国的啓蒙家と少しも変わりはしない。その根底には西洋に対する劣等感がある。といふのは、両者ともに西洋といふ物差しによつて日本を評価しようとしてゐるのであり、西洋を物差しにする事によつて西洋を絶対化してゐるからである。
- 作者: 福田恒存,中村保男,谷田貝常夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/04
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (31件) を見る