NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

MOOMIN

2001年6月27日 トーベ・ヤンソン 没


『ムーミン公式サイト』 http://www.moomin.co.jp/


ムーミン名言二十選。
なかなか哲学的。

  • 「おだやかな人生なんて、あるわけがないですよ」スナフキンが、ワクワクしながらいいました。(『たのしいムーミン一家』)
  • だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は、得られないんだよ。(スナフキン『ムーミン谷の仲間たち』)
  • せっかくの人生なのに! きみたち、修繕にてんてこまいで、朝から晩まで、とびまわってるんですね。骨おって働くなんて、考えただけでも、気がめいってきますよ。なんのためになるんですか。ぼくの親戚にね、触覚やひげがたれ下がってヨレヨレになるほど三角法の勉強をしたやつがいたんだけど、習い終わったとたんモランがやってきて、食べられてしまった。そう、やつは今や、すごい秀才になって、モランのお腹の中で、のびてるんだ!(ヨクサル『ムーミンパパの冒険』)
  • (大危機への憧れを静めて、細やかで優しい穏やかさで心を満たしてみたんだ。しかし、状況は、ちっとも好転しなかった。こんなことをしていたら、ニョロニョロたちに、ごく普通のベランダ・パパと思われてしまうかも・・・・・・) パパは、気が気ではありませんでした。(ムーミンパパ『ムーミン谷の仲間たち』)
  • みんなも知ってるでしょう? 毎日毎日、おびえてばかりいると、だれだって、すきとおって消えてしまいそうになるわよね?(トゥーティッキ『ムーミン谷の仲間たち』)
  • 「その調子だと、おまえ、すぐにおとなになっちまうぞ」と、ホムサ兄ちゃんがさとしました。「父さんや母さんみたいな、おとなになるんだ。おまえにゃ、ぴったりだぜ。ごくふつうに見て、ごくふつうに聞くだけのおとなだ。つまり、なーんにも見ないし、なーんにも聞かないってことだな。とどのつまり、おまえは、なんにもできなくなっちまうんだ。」(『ムーミン谷の仲間たち』)
  • (道や川って、なんだか、とっても不思議なんだ)スニフは思いました。(どこへ行くんだろう・・・・・・って見つめていると、なんだか、ワクワクするみたいな、なつかしいみたいな気持ちになるんだ。どこか知らないところへ、たまらなく行ってみたくなって、いったいどこまで行くんだろう・・・・・・って、ついてってみたくなってしまう・・・・・・)(スニフ『ムーミントロールと彗星』)
  • なんだってできるわ。だけど、なんにもやらないでいましょ。ああ、なんだってできるって、なんてステキなことなの!(ミムラねえさん『ムーミン谷の十一月』)
  • だれも心配しすぎないって、いいことでした。ムーミンたちは、ほかのひとのために、やたらと心配しないでいようと、きめていました。つまり、そのほうが、心配をかけたと思って良心をいためなくても、すみます。それに、ありったけの自由をあたえあっていることにもなるのです。(『ムーミン谷の仲間たち』)
  • ムーミンママにいわせれば、「堕落の人生なんて、楽しくさえないに、きまっています」ということですが、パパは、そんなきっぱりしたことは、いいませんでした。(『ムーミン谷の仲間たち』
  • (そのひとのことをだれも話さない、それに、だれにも話しかけてもらえない、なんてひとがいたら、そのひと、だんだん消えてってしまうにちがいないぞ。だって、自分がいるって、信じられなくなってしまうもの)(ムーミントロール『ムーミンパパ海へいく』)
  • 「この子、怒ることも、できないのよ」ちびのミイが、いいました。「それが、この子の悪いところだわね」(『ムーミン谷の仲間たち』)
  • 未知のことばかりでした。でも、全部、自分で判断してきめました。そして、なにひとつとして、いままでどおりのやりかたではやりませんでした。わたしは、すこぶる幸せでした。(『ムーミンパパの冒険』)
  • むかしあるところに、自分が持っている品物たちをこよなく愛している奥さんがいたんだ。奥さんには、子どもがなかったので、よろこびも悩みもなく、はたらいたり食事をつくったりする必要もなかった。ほかの人がどんなふうに思うかなんて、気にもしなかった。こわいものは、なにもないひとだったんだ。だけどね、奥さんは、遊び心というものを、失っていた。つまり、とてもさびしい毎日を、すごしていたんだ。(スナフキン『ムーミン谷の仲間たち』)
  • 秋になると、残るものと旅立つものがいます。いつだって、そうでした。好き好きでいいのです。でも、とりかえしがつかなくならないうちに、早めに決心することです。(『ムーミン谷の十一月』)
  • 「ものは、自分のものにしたくなったとたんに、あらゆるめんどうが、ふりかかってくるものさ。運んだり番をしたり・・・・・・。ぼくは、なんであろうと、見るだけにしている。立ち去る時には、全部、この頭にしまっていくんだ。そのほうが、かばんを、うんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからねぇ・・・・・・」(スナフキン『ムーミントロールと彗星』)
  • 「こうして彗星探しの旅をしていることに比べたら、コーヒー沸かしの一つや二つ、どこへ消えたって、たいした問題ではないだろう?」(スナフキン『ムーミントロールと彗星』
  • 「初恋と最後の恋のちがいを、ご存じ? 初恋は、これが最後の恋だと思うし、最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの。」(サーカスのプリマドンナの馬がムーミントロールに『漫画/ムーミントロールの恋』)
  • ふたりは、たがいにさりげなく敬意をはらいあい、そのくせふたりとも、自分の世界をしっかりと保っていました。相手のためになにかをしてあげるなんてことはなく、わかりあおうともしなけてば、気にいられようともしませんでした。こういうのも居心地よくいっしょにすごす、一つの方法ではないでしょうか。(『ムーミンパパ海へいく』)
  • 「その奥さん、親戚は多いし、知りあいもたくさんいたんだ。でもね、いうまでもなく、“知りあいがわんさといたって、友だちはひとりもいない”ってことは、ありうるんだよ」(スナフキン『ムーミン谷の仲間たち』)

ムーミン谷の名言集

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