「歩キ続ケテ果テニ熄ム」
今朝の「NHK映像ファイル あの人に会いたい『多田富雄(免疫学者)』」より
→ http://www.nhk.or.jp/archives/anohito/past/2012/312.html
何かに役に立って 人に感動を与え続ける
まだやれるという喜びがある
「歩キ続ケテ果テニ熄(や)ム」
というのが僕の理想
果ては見えてきた
まだ歩く 足でなく頭で
長い闇の向こうに 何か希望が見えます
そこには「寛容」の世界がひろがっている
免疫学の権威でありながら、哲学、思想にまで及ぶ発言は一免疫学者だけには収まりきらない「寡黙なる巨人」である。
免疫とは、外敵(非自己)から身(自己)を守る防御システムである。が、何をもって外敵(非自己)とするか。
自己と非自己を分けるものは何か。自己とは何か、非自己とはなにか。
『免疫の意味論』で提唱された“超(スーパー)システム”という概念は、ぼくの思想形成に少なからずの影響を受けました。
免疫は、病原性の微生物のみならず、あらゆる「自己でないもの」から「自己」を区別し、個体のアイデンティティを決定する。還元主義的生命科学が見失っている、個体の生命というものを理解するひとつの入り口である。臓器移植、アレルギー、エイズなどの社会的問題もまた、身体的「自己」の、「非自己」との関わりの問題として考えなければならない。
『多田富雄 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E7%94%B0%E5%AF%8C%E9%9B%84
『"自然科学"と"リベラル・アーツ"を 統合する会』 http://www.insla.jp/
『NHK映像ファイル あの人に会いたい』 http://www.nhk.or.jp/archives/anohito/
『鈴木大拙』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20060913
『三島由紀夫』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20060530
『幸田 文』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20060409
『中村 元』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20060402
『開高 健』 http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20050613
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